Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰ・中島裕翔が主演をつとめる映画『＃マンホール』の舞台挨拶が２月１２日、大阪市内の映画館でおこなわれ、中島とメガホンをとった熊切和嘉監督が登壇した。

同映画は、社長令嬢との結婚式前夜に渋谷のマンホールに落ちてしまい、警察に助けを求めても相手にされなかったハイスペック男・川村俊介が、「マンホール女」というＳＮＳアカウントを立ち上げ、ネット民たちに場所の特定と救出を求めるシチュエーションスリラーだ。

熊切監督といえば、大阪芸術大学の卒業作品として制作した『鬼畜大宴会』（１９９８年）が、『ぴあフィルムフェスティバル』で準グランプリ、『タオルミナ国際映画祭』でグランプリを受賞。映画界に衝撃を与えただけでなく、学生作品ながら異例の劇場公開。さらには、今をときめく映画人（山下敦弘、近藤龍人、向井康介、宇治田隆史ら）が参加するなど、伝説的な作品として知られている。

この日、熊切監督は主演の中島について、「役に向かう取り組み方がホントに素晴らしかったですし、それを表現する能力も高い。身体能力も抜群だったので、彼の動きのキレのおかげで、僕はカットが割れたという。カット割りがいつもよりスピーディーなのは、自分の狙いもあったんですけど、彼の動きが良かったですね」と絶賛。

同作は『第７３回 ベルリン国際映画祭』ベルリナーレ・スペシャル部門の正式招待作品に決定しており、２月１６日に開幕する映画祭に出席するという熊切監督。「ブルガリアに住んでる姉が、１０年ぶりに会いに来ると。今までヨーロッパで僕の映画が上映されたとき、１度も来たことないんですけど、今回は中島くんに会いたくて来るんじゃないかな、と」と苦笑い。中島も「ブルガリアにお姉さんが住んでるって、すごいパワーワード」と驚いた。