ナインティナインの岡村隆史がＭＣをつとめるバラエティ番組『おかべろ』（カンテレ）が１月２８日、生放送２時間ＳＰを敢行。ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、ハリウッドザコシショウ、岡田圭右（ますだおかだ）、大久保佳代子（オアシズ）ら「今年でだいたい３０周年を迎える」６人の芸人が登場し、デビューから約３０年のそれぞれの軌跡について語った。

６人の芸人の３０周年を振りかえった濃厚な番組のラストは、岡村の発案で即席コンビで漫才を披露する流れに。「Ｒー１とＭー１のチャンピオン同士で」（岡村）と選ばれたザコシショウと岡田は、ＣＭ中に急遽ネタ合わせをおこない、即興漫才を披露することに。

冒頭からザコシショウの「ビヨーン」「シュー」「ええやんええやん」、岡田の「ワオ！」のそれぞれの持ちギャグの応酬で収拾がつかなくなりそうなところを、岡田が「去年からスポーツが賑やかだったじゃないですか？」と話を転がそうとするものの、「まともなこと言うの恥ずかしい！」となかなか進まず。しかしザコシショウの暴走と岡田のツッコミのテンポが次第に絡みあい、岡田の「閉店ガラガラ」で終わると岡村らは大絶賛。「素晴らしいパワフル漫才！」「こんなにじっくりとやるとは思わなかった」と大成功に終わった。

収録後、この即興漫才についてケンドーコバヤシが、「岡村さんの采配で漫才やってもらう流れのときに、『もし、ザコシショウと岡田さんの漫才がグダグダになったら乱入してくれ』とプロデューサーから直々に言われてました。結果、うまくいったじゃないですか。でも、うまくいかなかったとしても全然行く気はなかった（笑）」と裏話を暴露。

それを聞いたザコシショウは、「そこは来いよ！ プロデューサーもそんな保険かけて･･･」と憤り、「練習したんですか？」と尋ねた大久保に「するわけないがな。してたらもっと上手くいかないっすよ」と返答。しかし、思った以上の完成度に、竹山が「年末の（ぐるナイの）『おもしろ荘』で見たいよね」と振るも、岡田は「増田の方からＮＧ出ます」と実現には消極的だった。

取材・文／上地智