「行かないで…」白浜・パンダ3頭の旅立ちに、SNSは悲しみの声

2022.12.30 11:15

2023年2月22日、中国へと旅立つ3頭のパンダ

(写真4枚)

国内最多となる7頭のパンダが暮らすテーマパーク「アドベンチャーワールド」(和歌山県白浜町)。そのうちの3頭が中国に旅立つと発表され、SNSには「行かないで」など別れを惜しむ声が集まっている。

今回、中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ向かうのは「永明(えいめい)」(30歳・オス)と、その子どもでパーク初の双子「桜浜(おうひん)」(8歳・メス)「桃浜(とうひん)」(8歳・メス)姉妹。

1994年に来園した永明は、計16頭のお父さん。「現在の飼育下で⾃然交配し、繁殖した世界最⾼齢のジャイアントパンダ」という記録を持ち、2022年には「中⽇友好特使」に任命されるなどの大活躍を見せた。今回は、ジャイアントパンダの保全、継続的な日中共同繁殖研究の計画に基づき、2023年2月22日に中国へ帰国することに。桜浜・桃浜は中国でパートナーを探し、未来の繁殖を目指すという。

さらに、「上野動物園」(東京都台東区)に暮らすパンダ「シャンシャン」の中国返還も2月21日に決定していたため、SNSでは「2月は試練の月」「みんな行ってしまう」「気持ちの整理がつかない、泣いてる」と、パンダファンの悲痛な叫びが散見。

「アドベンチャーワールド」では1月20日〜2月21日を「お見送り期間」として、屋内運動場に1〜2頭が展示されるほか、2月21日夕方に歓送セレモニー(オンライン配信あり)も予定されている。

白浜には、「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の4頭が残る。同パークは年末年始も無休。営業時間は朝9時半〜夕方5時で、営業後にはイベント「ナイトサファリ」(別途チケット必要)も開催中。

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