舞いあがれ!第12週振りかえり・翼を休める島

2022.12.23 08:15

才津家・縁側にて、朝陽の様子を見る舞(福原遥)(C)NHK

(写真5枚)

空を飛ぶことに魅入られたヒロインが、旅客機のパイロットを志して成長していく姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。12月17日は、「翼を休める島」と題する第12週(12月19日〜23日放送)を振りかえる。

2008年(平成20年)9月、航空学校の卒業を控えるヒロイン・舞(福原遥)は、仙台分校での最終訓練課程と並行しながら、旅客機のパイロットとなるべく就職活動に励んでいた。同期の学生たちが内定を勝ち取っていくなか、なかなか採用に繋がらない日々が続いていたが、ついに航空会社「ハカタエアライン」から採用内定の連絡をもらう。

東大阪では、舞の両親である浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)が、舞から内定の報告を受けて心から喜ぶ。しかし、家業のネジ工場「株式会社IWAKURA」には、徐々にリーマンショックの影響が及びはじめていた。多額の資金で工場を増設した直後にも関わらず、ネジの受注数は大幅に減少し、経営の雲行きが怪しくなっていく。

そして同年12月、舞は、同期の柏木(目黒蓮)、倫子(山崎紘菜)、吉田(醍醐虎汰朗)、中澤(濱正悟)らと共に、無事に航空学校での課程を修了する。卒業前夜、舞たちは元同期の水島(佐野弘樹)も交え、仙台の居酒屋に打ち上げで集まっていた。

そこで舞は、恋人でもある柏木から、入社前にサンフランシスコへ語学留学へ行くと告げられる。しばらく遠距離恋愛となり、さらに就職後にはなかなか会えなくなることに寂しさを感じる舞だが、柏木の「遠く離れても、俺たちは大丈夫だ」という言葉を自分に言い聞かせるように頷くのだった。

そして航空学校を卒業した舞は、入社までの期間に東大阪へ帰省する。両親に卒業と就職を報告し、改めて感謝の言葉を告げる舞。浩太たちは、そんな娘に心配をかけまいと、仕事が激減して会社の経営が苦境に陥っていることは伏せることに決める。

ある記事を読む岩倉浩太(高橋克典)(C)NHK

その後、実家の隣のお好み焼き屋「うめづ」にお土産を届けにいった舞は、そこで雪乃(くわばたりえ)ある雑誌を手渡される。雑誌には、兄・悠人(横山裕)がリーマンショックを予測した投資家として、大々的に取り上げられていた。父・浩太もその記事を読み、雑誌に掲載されている息子の写真に複雑な気持ちで向き合うのだった。

2009年(平成21年)1月、順風満帆に見えた舞にもリーマンショックの影響が及び、会社の経営不振のために入社が1年延期となる報せが届く。予想外の状況に戸惑いながらも、舞は大学時代の憧れの先輩・由良(吉谷彩子)と再会し、お互いの近況を報告しあう。

現在は設計事務所に勤めている由良だが、日本よりも身長制限が緩いアメリカでパイロットとなる夢を叶えようと邁進しており、舞はその姿に励まされる。

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