ＪＲ大阪城公園駅の東側に２０２８年春、大阪メトロの新駅が開業されることが１２月２１日におこなわれた大阪府の定例会見で発表。同駅は大阪府・市で進める「大阪城東部地区のまちづくり（以下：同区まちづくり）」の一環として進められる。

現在、大阪の成長と発展に貢献する広域拠点開発である同区まちづくを進めている大阪府と市。吉村洋文知事は、「この地域は隣に大阪城公園もあり、歴史的な価値のある地域で非常にポテンシャルが高い。民間と協力した新技術や技術革新など、歴史的なものと新しいものが交わるようなイノベーションが生まれる街づくりにしたい」と期待を寄せた。

新駅は、森ノ宮車検場内の線路を活用して整備される計画。駅前に新設される「大阪公立大学」キャンパスなど、周辺の１.５期開発のまちびらきと合わせた開業を目指しているという。

また、２６日にはＪＲ西日本や大阪メトロといった民間事業者や学識経験者らを集めて『大阪城東部地区まちづくり検討会』を開催する予定。

（参考）
１.５期開発とは、大学施設関連機能を中心に国際色ある商業・宿泊・居住などの多様な交流・連携機能などを確保して、イノベーションの誘発を図る大阪府・大阪市による計画。

取材・文・写真／岡田由佳子