佐野元春が大阪で名盤ライブを開催、30年前のアルバムを再現

2022.11.29 19:30

大阪「Zepp Namba(OSAKA)」で『名盤ライブ』をおこなった佐野元春(11月27日・大阪市内)©Daisy Music

(写真2枚)

ロックミュージシャンの佐野元春が11月27日、大阪のライブハウス「Zepp Namba(OSAKA)」(大阪市浪速区)にて、『名盤ライブ』(主催:ソニー・ミュージックソリューションズ)を開催。2公演をおこない、訪れた多くの観客がそのサウンドに酔いしれた。

この『名盤ライブ』とは、日本の音楽史で「名盤」と呼ばれるアルバムを完全再現するライブイベント。ライブだけでなく、当時のアルバム制作過程に迫るドキュメントDVDやアーカイブ本も付属する企画で、今回ピックアップされたのは、佐野が1992年に発表した8枚目のアルバム『Sweet 16』。

リリース当時、佐野は36歳。ご機嫌なロックンロールをベースにしつつも、「ビート詩人」と称されるリリック表現にひとつの到達点を見出した時期で、成熟した大人の表現で瑞々しいフレッシュな感性をとらえた、まさに名盤たる1枚だ。

そんなアルバムの再現とはいえ、知略の表現者、もといロックンローラーとして知られる佐野だけに、単なる懐メロで終わらせるわけがなく、この『名盤ライブ』のために、改めて『Sweet 16』のサウンド構築を緻密に分析。いかに当時の音の鳴りを蘇らせることができるかだけでなく、当時ライブで使用していたという楽器も調達。そのうちのひとつはテレビ番組に出た際、出演者にプレゼントしてしまったらしく、この夜のために拝借したという。

リアルタイム世代だけでなく、当時を知らない若者たちも虜にした佐野元春(11月27日・大阪市内)©Daisy Music

この日のライブでは、今なお現役のロックミュージシャンなだけに、バリバリのステージングでアルバム収録順に楽曲を披露していった佐野。なにより驚かされるのは、この『Sweet 16』が30年の歳月を経ても、まったく色褪せないアルバムだということ。

会場にはリアルタイム世代でない観客もちらほら見受けられ、ノリノリで飛び跳ねる姿はまさにその証。とはいえ、そんなこと佐野はとうに熟知していて、今再現することでどのような化学反応があるのか、時代によって異なる解釈などをきっと楽しんでいたに違いない。

そして、その佐野の『名盤ライブ』が、2023年1月22日・夜9時から配信されることが決定した。視聴チケットは、DVD&BOOKがセットになって、8580円(グッズ送料880円含む、数量限定)。ただ懐かしむだけではなく、新たな価値観すら生み出すこの『名盤ライブ』は、音楽ファンならばぜひともチェックしておきたい企画だ。

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