俳優・小栗旬が主演を務め、鎌倉幕府二代執権・北条義時を中心に描く大河ドラマ『鎌倉殿の１３人』（ＮＨＫ）。「八幡宮の階段」と題する第４５話（１１月２７日放送）では、ついに運命の右大臣拝賀式が鶴岡八幡宮で執りおこなわれる。

後鳥羽上皇（尾上松也）の計らいにより、三代目鎌倉殿・源実朝（柿澤勇人）が右大臣に叙されることとなった第４４回（１１月２０日放送）。義時（小栗旬）の周囲では、政子が愛息の栄達を喜ぶ一方で、源仲章（生田斗真）が朝廷との橋渡し役として存在感を高めていく。

そして、その裏では鎌倉殿への野心と復讐に燃える公暁（寛一郎）が、乳母夫（めのと）である三浦義村（山本耕史）のもとを訪れ、鶴岡八幡宮で執り行われる拝賀式について密談を交わしていた。

京から大納言ら公卿を招き、源実朝の右大臣拝賀式が鶴岡八幡宮で盛大に執りおこなわれる。義時の息子・泰時（坂口健太郎）が警固をするなか、鎌倉への野心を燃やす公暁は門弟とともに木の陰に潜んでいた。

一方で、公暁と密談を交わしていた三浦義村は、御家人たちに交じり状況を静観。義時と時房（瀬戸康史）は、今後の鎌倉と自身の命運を賭して儀式を見守る。そして、式を終えて楼門から出てきた実朝を公卿と源仲章が迎えて整列すると、牡丹雪が降り積もるなか･･･。

本作は、後の鎌倉幕府二代執権となる北条義時を主人公とし、野心とは無縁だった若者が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く物語。放送はＮＨＫ総合で毎週日曜夜８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは午後６時からスタート。