大阪・梅田を中心とする４カ所にて、１１月２３日からＶＲ体験イベント『ミラージュ ウメキタ トライアル：エンチャンテッド ガーデン』が開催。２０２４年夏に一部開業を予定している公園のイメージをＶＲで体験できる。

２０２３年春にはＪＲ「北梅田駅」、２０３１年には地下鉄なにわ筋線が開業。２０２４年には公園が一部開業するなど、現在大規模な再開発「うめきた２期開発事業」がおこなわれている梅田の北エリア。今回のＶＲイベントも同事業の一環で、実証実験として無料で実施される。

会場は「うめきた外庭スクエア」をはじめ、グランフロント大阪北館の「ナレッジキャピタル」、芝田のまちづくり拠点「ＵＭＥＳＨＩＢＡ ＢＡＳＥ ｂｙ ＵＲ」など４カ所。これまであまり事例がない野外でのＶＲ使用、ならびに遠隔地からも同じ場所にいるかのように感じられるのか、といった技術面での検証が、大阪市内４つの会場を繋いでおこなわれるという。

４カ所の会場のなかでも、特に珍しい体験ができるのは「うめきた外庭スクエア」での野外ＶＲ。メガネのようなデバイスを身につけると、目の前に花畑が広がるだけでなく、「梅田スカイビル」「グランフロント大阪」などの高層ビルにも映像が写し出され、現実とバーチャルが混在する不思議な景色が楽しめる。

映像の一部には、２０２４年に開業を予定している公園をイメージした桜なども映し出され、オープンへの期待が高まる内容となっている。

「うめきた２期開発事業」にて公園事業を担当するオリックス不動産の佐々木一洋さんは、「今回のＶＲ体験を通して、１年９カ月後に一部開業する街のイメージを膨らませてもらえたら。新しい技術やアイデアに触れ、新しいアイデア技術につながっていけばうれしい」と話す。

期間は１１月２３日〜２７日。申し込みは専用サイトにて。雨天中止（屋内屋外ともに）。

取材・文・写真／野村真帆