豊中のフェスに岸谷香や一青窈ら、子どもたちとセッション楽しむ

2022.11.15 20:15

「豊島公園」(大阪府豊中市)でのフェス『ロックフォーチル』に出演した一青窈(12日、撮影/ハヤシマコ)

(写真22枚)

親子で楽しめる関西発のロックフェス『ROCKS FORCHILE(ロックスフォーチル)』が11月12日・13日の2日間、「豊島公園」(大阪府豊中市)で開催。子どもたちが豪華アーティストらとセッションしたり、ダンスコラボをするなどして音楽を楽しんだ。

■ 学校ではできない「プロ」との体験を子どもたちに

「子どもの未来を創るフェス」というコンセプトで2017年に大阪ではじまった同フェス。今年は、憧れを発見、好きを発見、違いを発見、良さを発見・・・など、子どもたちがさまざまなことを「発見」するコンセプトに共感したミュージシャンや絵本作家、DJ、ダンサーらが集結した。

イベントは豊中市の長内繁樹市長の挨拶、そしてこれまで準備に携わってきたこども実行委員の「開会宣言」でスタート。ヒグチアイは「豊中市立第七中学校吹奏楽部」とコラボし、アニメ『進撃の巨人』のOP曲である『悪魔の子』を披露。眉村ちあきのパフォーマンスでは、ステージに子どもたちが上がり、アニメ『ちみも』の主題歌『マルコッパ』をともに歌った。

「豊島公園」(大阪府豊中市)でのフェス『ロックフォーチル』に出演したandropの内澤崇仁(12日、撮影/ハヤシマコ)

andropの内澤崇仁は、作家で画家の大宮エリーと手がけた同フェスのテーマソング『僕らの花が咲く』を子どもたちと合唱し、DJダイノジとダンサーキッズたちがAdoの『新時代』のサウンドに乗って全力ダンス。1日目のトリを飾った一青窈は、脳に障がいを持つミュージシャン・TAIKI Wheel Chair Boyと『ハナミズキ』を歌い上げ、会場をひとつに。

■ カラフルな雨具を身につけ、音楽を楽しむ親子の姿

2日目はあいにくの天気となったものの、カラフルなレインコートや長靴を身につけた子どもたちが会場を駆け回るなか、キッズに絶大な人気を誇るユニット・ケロポンズが登場。みんな大好きな楽曲『エビカニクス』を元気いっぱいに踊り、トライセラトップスの和田唱は『Let It Go』『ビビデバビデブー』というディズニーの名曲を子どもたちとセッション。一生懸命に楽器を奏でる様子を大人たちは微笑ましく見守っていた。

「豊島公園」(大阪府豊中市)でのフェス『ロックフォーチル』2日目に出演した和田唱(13日、撮影/間嶋李孔)

その後、GAKU−MCが会場を盛り上げると徐々に雨が上がり、無料エリアにも続々と地元民の姿が。矢井田瞳はステージ上で子どもたちと、ECCジュニアのCMソング『Everybody needs a smile』を披露し、大トリとして登場したのは岸谷香。

『世界で一番熱い夏』や『M』で親世代を一気に青春時代に戻し、会場はうっとりムードに。サプライズで和田唱とのセッションを披露したあと、大ヒット曲『Diamonds <ダイアモンド>』をキッズバックダンサーと作り上げ、イベントは閉幕。ワークショップなども充実しており、「楽しかったね」と笑顔で親子たちが帰路についていった。

「豊島公園」(大阪府豊中市)でのフェス『ロックフォーチル』2日目に出演した岸谷香(13日、撮影/間嶋李孔)

同フェスの実行委員長・伊吹美里さんは、「『昨年のロックスフォーチルのキッズセッションで、子どもがギターを始めた』などいろんなお声をいただくようになって、少しずつこれまで5年間種まきしてきたことが花開いてきたのかなと思っています。今後はもっと地元の方々も巻き込んで、子どもたちの未来を創っていきたいですね」と、意気込みを語った。

収益の一部は大阪府民みんなで子どもを守るプロジェクト『ゼロ会議』の支援や児童養護施設の子どもたちのフェス招待、楽器寄贈などに活用されるという。

『ROCKS FORCHILE TOYONAKA 2022』

日程:2022年11月12日(土)・13日(日)
会場:豊中市豊島公園(豊中市曽根南町1-4)

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