京都・四条烏丸に、日本初上陸を果たす世界的ホテルブランド「ヒルトン・ガーデン・イン」。１１月１６日のオープンを前に、メディア向け内覧会が１０月２０日におこなわれ、施設内が披露された。

世界でも最大級の規模を誇るホテル企業・ヒルトングループのブランドである「ヒルトン・ガーデン・イン」。ヒルトンブランドの丁寧なサービスはそのままに、約２万円からという比較的手軽な価格帯が世界中で話題となっている。

日本初はコロナ収束後のインバウンド需要を見越し、観光資源が豊富な京都に誕生。京都市営地下鉄烏丸線・四条駅または五条駅から徒歩約５分で、祇園や錦市場といった観光地に近いのもうれしいポイントだ。

京都の中心地だけに、建物自体はコンパクトなものの、部屋数は全２５０室を誇る。エントランスに入ると、街の喧騒から離れた落ち着いた＆天井も高く開放的な空間が広がり、ロビーとレストランはシンプルで無駄を感じさせない洗練されたデザインとなっている。

ロビー横に設置されたお洒落なコンビニのようなコーナー「ＴＨＥ ＳＨＯＰ」では、ローカルのコーヒーやアイスクリーム、クラフトビール、さらにはカップ麺を販売。ユニークなセレクトに思わずテンションが上がるので、買いすぎには要注意だ。

全体的に緑を基調としており、これは同ホテルが位置する松原通りの松や、京都名産の宇治茶から着想を得ているそう。施設内には松をモチーフとしたアートが各所に飾られ、室内にいながらも京都らしさが感じられる。

客室も色には緑、インテリアに障子などの和テイストを取り入れ、温かみのある落ち着いたスペースに。タイプは全９種類で、スタンダードルームは２０平米とコンパクトながらもゆったりと過ごせるようになっており、都会の喧騒からエスケープできそう。さらに、京都では珍しいというペットと宿泊できる部屋も完備されている。

最大６人で宿泊できるプレミアムファミリールームには、リビングのように集まれるスペースとベッドルームが２つあり、その広さはなんと５７平米。総支配人の伊藤彰得さんは、「シンプルだけどプレミアムをテーマに、心のこもったおもてなしを届けたい」とコメント。

またアジア太平洋地域のブランドマネジメントを務めるジェニー・マイロスさんは、「小規模でカジュアル、カスタマーにとって親しみやすくリラックスしてくつろげる空間になっています」と、同ホテルの特徴について語った。

オープンは１１月１６日。すでに宿泊予約の受付はスタートしている。