「絶対に乗り越えられる」OCTPATHがファンに示した道

来阪したOCTPATHの海帆(左)、栗田航兵
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の元練習生で結成され、デビューから約半年を迎えたボーイズグループ・OCTPATH(オクトパス)。2枚のシングルをリリースし、音楽&バラエティ番組にも多数登場。今夏はさまざまなイベントにも出演した一方で、メンバー2人が体調不良により活動休止に見舞われるなど、決して順風満帆ではなかった。
そんな苦難を乗り越えながら、9月23日にはグループ初のライブ『MY PATH』を成功させた。ライブ後には「OCTPATH、すさまじかった」「進化しすぎてて震えた」といった声がSNSにあがるなど、ファンの期待値を遙かに超えるものを見せつけた彼ら。そんなライブに込めた思いや新曲について、グループのムードメーカー・栗田航兵(くりた・こうへい)、大阪出身のマルチプレイヤー・海帆(かいほ)に話を訊いた。
取材・文/Lmaga.jp編集部 写真/Ayami
■ 自分たちの進むべき道を示すため、考え抜いた1stライブ
──1stライブ、配信で拝見したのですが、歌、ダンスだけでなく「魅せる」という面で進化した姿に驚きました。デビュー時から「メンバーそれぞれが個々で輝いて、グループに還元するのを目標にしている」とおっしゃっていましたが、それがすべて反映されていたというか。ライブ後、SNSがかなりざわついていましたが、ファンの方からの反響は届いていますか?
栗田: 僕たちはSNSをあまり見られないんですが、スタッフさんから「反響すごいよ」と伝えてもらっていて。(活動休止していたメンバーの高橋)わたるが復帰したライブでもあったし、めちゃくちゃうれしかったです。
海帆:僕たちはイヤモニをしているので現場の声は聞きづらいんですけど、特に栗ちゃんと(小堀)柊のパフォーマンスのときとか、袖で見ていてもみなさんの心の声が伝わってきて、『めちゃくちゃ楽しんでくださってる!』とテンションが上がっていました。
──海帆さんと小堀さんのラップパフォーマンスも「フロアが揺れた」とのコメントを見ましたよ。
海帆:ほんとですか! うれし! 全域を揺らしまくろうって2人で言っていて、隅の隅まで届くようにラップしたので。

──配信されている曲のパフォーマンスはもちろん、ダンスブレイク(曲の途中に歌わない部分で踊るパート)やラップ、自作曲、ファンとのコミュニケーションタイムなど終始飽きさせない構成で、メンバーそれぞれの個性や武器が存分に発揮された2時間でしたね。このライブに向けてかなり準備されたと思うのですが、こういった形にしたのはなぜですか?
栗田:僕たちはずっと挨拶で「You’re My Path!(あなたは私の道)」って言っているんですけど、今回は自分たちの進むべき道だったり、これまで歩んできた道をTHme(スミー/ファンの愛称)に示したい、という思いを込めました。なので、僕らの過去・未来・現在をセトリに反映させています。
海帆:うちの(古瀬)直輝と僕がライブ担当だったんですけど、どうやったら成長したOCTPATHを見せられるかなと考えたときに、今までやってなかったことをしようということになって。それぞれの強みをしっかり活かした「Showcase」という形に行き着きました。
──そうだったんですね。
海帆:スタッフさんと最初話しているときは「合間はMCにしようか」となっていたんですけど、「いやここはライブをやりたい、ファンミーティングとは差別化すべきだ」ということで、ガチガチのパフォーマンスをすることになったんです。
──「日本一打ち合わせの長いグループ」と言われているくらいですから、かなり話し合ったのでは?
栗田:そうですね、めちゃくちゃ話し合いましたね(笑)。いっぱい怒って、いっぱい笑って・・・。
海帆:笑ったし、怒ったよな(笑)。全員がしっかり参加するグループなので、衣装はどうしようとか、メンバーで意見を出し合って。スタッフの方も含めて練りに練って、「僕たちの進むべき道を示す」という目的に向けて作っていったので、めちゃくちゃ達成感のあるライブになりました。
■ タイトルから方向性まで…すべてメンバーで話し合って決める
──テレビやイベント出演など、かなり多忙ななかで初披露のパフォーマンス尽くしのライブを作りあげたわけですが、ここまでみなさんを突き動かすものは何だったのでしょうか?
栗田:ライブのタイトルはもちろん、「こんな意味があって、こんなライブにしよう」って方向性も話し合ったんですけど、こういうのを自分たちで決めるグループって意外と少ないのかなって思うんですよ。
海帆:ホワイトボードにブレインストーミングみたいに書き出して、スタッフの方に「僕たちはこう考えました!」って資料を提出して提案するという流れなんです。

──メンバーの思いや考えがまず先にあるんですね。確かに珍しいかもしれないです。
栗田:事務所の人が決めて、それに向かって作っていくっていうのはあると思うんですけど、ありがたいことに僕らはなんでも携わることができる環境にいるので。ライブの準備期間が少しタイトだったり、いろんなことがあってくじけそうになったりすることもあったんですけど、そんな思いを話し合う時間があったからこそ、「これのために自分は頑張ってるし、成功させるぞ」と思い返して、乗り越えられたんだと思います。
海帆:そうやな。
栗田:そんな思いを共有できるメンバーに囲まれているので、僕がしんどくなったら頼るし、みんながしんどくなったら頼ってほしいし・・・そう思ってみんなで進んできたので。
──結成から1年、それぞれが成長・進化したなと思うことはありますか?
栗田:僕は気持ちというか、なにかに取り組む姿勢については意識が変わったなと思います。昔はただやりたいことだけ、自分が正しいと思うことだけをやっていたんですけど、この1年でいろいろと経験して、グループのため、誰かのため、というのを考えられるようになりました。
海帆:うん。栗ちゃんは視野がめちゃくちゃ広がったと思う。メンバーのことを考えられる余裕を残してるというか、僕が切羽詰まってたら「大丈夫?」って声をかけてくれたり、周りを常に見てくれている。明るいキャラなんですけど、ちゃんと繊細なところも見れる人なので、グループにとってめちゃくちゃ必要な存在です。
栗田:えっ、(満面の笑みで)ありがとう!

──海帆さんはご自身でこの1年で変わったな、と思うことはありますか?
海帆:OCTPATHに入ってから、自分たちでいろいろ考えて作品を作るという機会をたくさん与えてもらっているので、何か成し遂げたいと思ったことは実現できるように、普段の過ごし方も意識するようになったというか。毎日、休みの日でも「この時間はこれしよう」という風にスケジューリングするようになりました。そうじゃないと、たくさんの違うジャンルのお仕事をいただいたときに、最初にしたいと思ってたピュアな気持ちが薄れちゃうから。それをきちんと保てるよう、いろんなインスピレーションを受ける時間を作るようにしています。
──すごいですね。
海帆:Showcaseで2曲作るとなったときも、不安な気持ちも多かったんですけど「絶対やる」って決めたことなので、そこを乗り越えたらその先に絶対活かせるものがあるということを自分に言い聞かせて、仕事が終わったあとの時間も作曲に費やしたり・・・少しずつ目標に向けて達成できた1年でした。
栗田:僕は海帆くんのそういうマインドに引っ張ってもらったというか。海帆くんって、考え方が絶対に「下」にいかないんですよ、何が起きてもプラスに置き換える人。僕は自分の身になにか起こったら、まず悪い想定をしてしまうんですけど、海帆くんといたら上がるしかなくて。そういう面ですごく助けられて、ライブ本番まで頑張れたんだと思います。
海帆:(照れながら)ありがとう!
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