大阪・中之島で初心者向け文楽、曽根崎心中などをわかりやすく

2022.10.9 07:00

左から太夫の竹本織太夫、三味線の鶴澤燕三、人形遣いの吉田玉男・吉田一輔(9月30日・大阪市)

(写真5枚)

江戸時代から続く人形劇「人形浄瑠璃文楽」(以下、文楽)に初めて触れる人に向けたイベント『中之島文楽』が、10月14日・15日に開催。国の重要文化財「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)でおこなわれる。

大阪に根付く古典芸能のひとつ「文楽」。「古典芸能は敷居が高い」というイメージを払拭し、親しみを持ってもらうるためおこなわれる同イベントは今年で8回目で、冒頭にあらすじが説明されたり、劇中には字幕が表示されるなど、初心者でもすんなりと物語に入れる工夫がされているのが特徴だ。

今回上演される演目は、近松門左衛門の代表作で愛の逃避行を描く『曽根崎心中』のクライマックス「天神森の段」と、大化の改新の時代を描く長編大作『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』で三角関係の恋のバトルの場面「道行恋苧環(みちゆきこいのおだまき)」の2作。

どちらも登場人物が目的地まで向かう道のりを描く表現形式「道行(みちゆき)」の代表作で、本来はそれぞれ数時間にもおよぶ作品から1時間弱に見どころが凝縮されているという。

9月末におこなわれた記者会見には、太夫の竹本織太夫と三味線の鶴澤燕三、人形遣いの吉田玉男・吉田一輔が出席。2作の公演の間には彼らが直木賞作家・大島真寿美を迎えて、幕間トークショーもおこなわれるという。

織太夫は、「普段は『国立文楽劇場』でやらない名作を1時間以内に収まるようにしました。初めてご覧いただくお客さまにもお楽しみいただける演目だと思います。これで(物語に続く)前の話に興味を持って、劇場まで足を運んでいただきたい」と話した。

『中之島文楽』は14日・夕方6時、15日・昼2時の2回公演。チケットは一般1800円、高校生以下500円で発売中(当日はそれぞれ200円増)。

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