中山優馬「実家に招待したい」、池田純矢との深い親交明かす

2022.10.5 19:15

舞台『砂の城』に出演する中山優馬(30日・大阪市内)

(写真3枚)

中山優馬を主演に迎えた、俳優・池田純矢が作・演出を務めるユニット「エン*ゲキ」の新作『砂の城』。音楽と踊りは即興で見せていく「即興音楽舞踏劇」に挑戦する中山と池田が、大阪市内で会見をおこない、2人の親交から本作が生まれた経緯を明かした。

■ 「世界で1番になれることはなんだろう?」(池田)

架空の王国を舞台に、王座を狙う太子・ゲルギオス(池田)と、王位継承争いに巻き込まれた青年・テオ(中山)の数奇な運命を描く物語。その場で作り上げた曲とダンスに合わせて、人間の暗部に迫るストーリーを展開していく。

映画『曇天に笑う』(2018年)の共演以来、プライベートでも親しくしていた中山と池田。即興芝居のアイディアが生まれたのは「自分たちが一緒に舞台を作るとしたら、どんなものがいいだろう?」と、ご飯を食べながら話していたときだったそう。

池田は「僕らはプロとして、常に80点以上のものを出さねばならないと考える一方で『120点も出せば、0点も出す』みたいな俳優もうらやましいと思っていて。120点を出すにはどうすればいいか? と考えたときに、即興しかないと思いました」と振りかえり、「僕と優馬なら、きっとハイクオリティまで持っていける」と勝算があったことを明かした。

しかしその途中で、池田はコロナ禍や仕事のことなどがいろいろ重なって、うつ病になってしまったという。「『しんどいなあ、生きるの。死ぬか』と、本当に考えた」と、今ではあっけらかんと語りつつ、その経験が作家としてのターニングポイントになったそうだ。

「『自分が世界で1番になれることはなんだろう?』と考えたとき、やっぱり自分の喜びや苦しみを、作品のなかに置くしかないと思った。きっと優馬なら、これを表現してくれるのでは」と語るとともに「今回の舞台は、前に進むためには絶対必要なけじめ。過去の自分に対する決別であり、逆に許しであり、そして新たな第一歩となる作品なのかな、と思います」と決意を表明した。

■ 大阪出身の2人、休演日は何を?

ちなみに中山も池田も、どちらも大阪出身。今回の大阪公演は比較的期間が長いので、休演日が設けられていることに、2人ともワクワクしているそう。

池田が「北新地に行こうかな?・・・というのは冗談で(笑)、僕の大好きな天ぷら屋さんに優馬を連れて行くのは確定しています」と計画を明かすと、中山も「じゃあ僕も、実家に招待したいと思います」と関西人っぽくかえし、会場は笑いに包まれた。

さらに中山は、大阪の観客について「特にコロナがはじまってから、東京のみなさんよりも前のめりになって、精一杯楽しもうという気持ちで観てくださるお客さんが、すごく多いと感じます。その時間とお金以上の価値を提供しなきゃと思いますね」と、満足できる舞台にすることを約束していた。

中山と池田のほかには、岐洲匠、夏川アサ、升毅などが出演。10月の東京公演を経て、大阪は11月3日~13日に「ABCホール」(大阪市福島区)で上演。チケットは8800円で、現在発売中(一部完売の回あり)。

取材・文・写真/吉永美和子

舞台『砂の城』

会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
期間:11月3日(木・祝))〜13日(日)
料金:8800円

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