ちむどんどん最終週振りかえり・やんばる!ちむどんどん!

故郷の沖縄・やんばるに移住した暢子(黒島結菜)(C)NHK
沖縄・やんばるで生まれ育ったヒロインが料理人となり、ふるさとの沖縄料理に夢をかける連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK朝ドラ)。10月1日は、本作の最終回を迎えた「やんばる!ちむどんどん!」と題する第25週(9月26日〜30日放送)を振りかえる。
1985年(昭和60年)5月。東京から故郷に戻ることを決意したヒロイン・暢子(黒島結菜)が、一家で沖縄・やんばるに移住してから1年が経った。この1年の間に、千葉で暮らす比嘉家の長男・賢秀(竜星涼)のもとには第一子が誕生し、三女・歌子(上白石萌歌)は智(前田公輝)と結婚。長女・良子(川口春奈)、暢子、歌子の三姉妹は沖縄でそれぞれに家庭を持ちながらも、時折集まっては食卓を囲んでいた。
やんばるに帰ってから畑仕事に精を出す暢子は、月に一度、村のおばぁたちから地元野菜と郷土料理の知恵を教わる勉強会を開いていた。沖縄料理の伝統を途絶えさせないため、自分に何かできることはないかと模索していた暢子は、やがて比嘉家で食堂を開くことを思いつく。家族の賛同や村の人々の支援もあり、ついに暢子は自分たちで食堂を建てるという新たな夢へと動き出し始める。

そんなある日、暢子の親戚であり恩人の房子(原田美枝子)が東京からやんばるへとやってくる。久しぶりの再会を喜ぶ暢子だったが、今回房子が沖縄を訪れたのは、暢子の母・優子(仲間由紀恵)と、全国の沖縄県人会を頼りに優子を探していたという男性・大里五郎(草刈正雄)を引き合わせるためだった。そしてその夜、東京から五郎と娘・悦子(草刈麻有)の親子が比嘉家を訪れる。
優子の姉・時恵について話があるという五郎たちから、沖縄のかんざし「ジーファー」を差し出された優子は、それが戦争で生き別れた姉が大切にしていたものだと気付く。かつて五郎は、沖縄戦の最中で時枝と出会い、その最期を看取ったのだという。重症を負った時恵から「(優子と弟を)見捨てたんじゃない、必死に探したんだけど見つからなかった」と伝言を頼まれ、亡くなる寸前に「妹に渡してください」と、本人の宝物であったジーファーを託されていたのだ。
時恵を看取りながらも、最期に望んだ水を分け与えられなかったことをずっと悔やんでいたと詫びる五郎。ずっと心残りだった姉の最期を知った優子は、五郎に感謝を伝え、姉のジーファーに「帰ってきてくれてありがとう」と語りかける。時恵を巡り、長年苦しい想いを抱えてきた優子と大里の邂逅。その夜、優子は姉から教わった琉球舞踊を、歌子の唄三線に合わせて祈りを込めながらみんなの前で披露する。
翌日、優子と房子は暢子の父・賢三(大森南朋)が眠る墓に手を合わせ、海辺に腰掛けて語り合っていた。沖縄二世でありながら初めて沖縄の地に足を踏み入れた房子は、「故郷を知らずに育ち、自分の境遇を恨んだこともある。だけど今は、」と呟くと、晴れやかな顔で「ただいま!」と美しい海に向かって叫ぶ。互いに辛い境遇を抱えながらも乗り越えて生きてきたふたりは笑い合い、そして、房子は暢子たちに見送られながら東京へ戻るのだった。

それからしばらくして、食堂を開く準備を進める暢子は看板メニューとなる「そば定食」の試食会を開く。沖縄そばには、沖縄の植物「カラキ」の葉を練りこんだ「カラキ麺」を用いることに。それから半年後、暢子は、名護の製麺会社「運天製麺」と共同でオリジナル麺を製作し、試行錯誤を繰り返してようやく納得のいく麺が出来上がる。完成した食堂には「やんばるちむどんどん」と名付け、ついに開店日も決定する。
いよいよ迎えた「やんばるちむどんどん」の開店前日、オープンには兄・賢秀や旧知の仲の人々も来る予定となっており、暢子は心を躍らせていた。しかし、そこへ「運天製麺」から「機械トラブルで麺が納品できなくなってしまった」と報せが入る。予期せぬアクシデントに動揺する暢子だったが、自分たちで麺を作ることで窮地を乗り越えようとする。家族や村の人々の協力を得た暢子は、夜通し作業してなんとか100食分の麺が仕上がる。
そして迎えた「やんばるちむどんどん」の開店初日。食堂には比嘉家の三姉妹にとってそれぞれに懐かしい人々がやってくる。大盛況となったオープン初日だったが、その夜に三女・歌子(上白石萌歌)の体調に異変が起きて・・・。
放送はNHK総合で朝8時(BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半)から、10月1日はその週の放送を振りかえる。10月3日からは、ものづくりの町・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島を故郷にもつヒロインが、さまざまな人々との絆を育みながら空を飛ぶ夢に向かう姿を描く『舞いあがれ!』(主演・福原遥)がスタート。
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