たねやの銘菓にNYの風、伝統を基調としたアフタヌーンティー

2022.9.10 16:15

「セントレジスアフタヌーンティー with TANEYA」(6800円)

(写真8枚)

滋賀の老舗和菓子店「たねや」(滋賀県近江八幡市)と大阪のホテル「セントレジスホテル大阪」(大阪市中央区)がコラボしたアフタヌーンティーが、9月1日からスタート。日本茶を味わいながら、こだわりのスイーツとセイボリーが楽しめる。

両ブランドの美意識を投影したスイーツが楽しめる今回のアフタヌーンティー。まずは抹茶をベースに、柚子とショウガのシロップを効かせたドリンクでスタート。テーブルには「たねや」の職人が1つ1つ手作りする上生菓子や、「たねや」の旗艦店「ラコリーナ近江八幡」で焼き上げたカステラといったこだわりの味が次々と並べられる。

カステラは、ベリーソースとクロテッドクリームを付けながらいただき、ベリーの甘酸っぱさとカステラの自然な甘さ、クリームのまろやかさが見事にマッチした一品だ。アフタヌーンティーには珍しく、ドリンクメニューに日本茶が充実しているのもうれしいポイント。日本の様式美を感じさせる器やお重にもテンションが上がる。

セイボリーには、150年の歴史を持つ「たねや」に敬意を示す形で「セントレジス」発祥のカクテル・ブラッディマーリーをイメージしたタルトや、ニューヨークで長く親しまれるベーグルやエッグベネディクトといった伝統的な要素を採用。趣向を凝らした目にも楽しい仕上がりだ。

キノコ&ナスのピューレとトリュフオイルでいただくセイボリーバージョンの「ふくみ天平」

注目は、食べる直前に餡を最中で挟む「たねや」の銘菓「ふくみ天平」に、アレンジを加えた一品。具にはガナッシュ、餡、クルミが用意されている。最中は1人1セットずつしかないが、「1枚ずつ(挟まず)でも食べていただけます。そうするとチャンス(ベストな割合を見つける)が2倍になりますよ!」と、「たねや」の広報担当者・青木志保さんが教えてくれた。

甘すぎない餡と少しビターなガナッシュに、カリカリとしたクルミの食感がクセになる。さらに、セイボリーバージョンの最中も登場。キノコとナスのピューレを挟み、トリュフオイルをかけて食べるのだが、濃厚で大人な味わい。これには「たねや」の職人・広報チームも大絶賛だったそう。

「たねや」営業本部長の中村裕喜枝さんは、「セントレジスの素晴らしいサービスと空間で、『たねや』のお菓子がみなさまの上質な時間のおともになれれば」と語った。料金は6800円(税サ込)、期間は12月4日まで。

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