三谷幸喜「申し訳ない」、30年前のホラー作に戸塚&平埜が挑む

2022.9.9 17:15

舞台『VAMP SHOW』に出演する(左から)戸塚純貴と平埜生成(9日・大阪市内)

(写真4枚)

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本家・三谷幸喜が、1992年に書き下ろしたホラーコメディ『VAMP SHOW』。過去には古田新太、堺雅人、佐々木蔵之介などの、名だたる俳優たちも演じた名作が、21年ぶりに上演。そして9月9日、その会見が大阪市内でおこなわれた。

仲良く旅をする5人の吸血鬼の関係が、1人の女性との出会いをきっかけに狂っていく様を描いた本作。同会見には、出演者を代表してドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ)の戸塚純貴と、『カムカムエヴリバディ』(NHK)の平埜生成が登壇。戸塚はお調子者枠、平埜はリーダー格を担当することが明かされた。

もともと三谷のファンだったという平埜は、「いざ極限状態に追い込まれた人たちが、突飛なことをしてしまったり、会話がすれ違っていくところに、人間の面白さが詰まっている」と魅力を語った上で「この作品は、そこで生まれる面白さと怖さが紙一重。帰り道に、笑ってた自分を『イカれてるのかも?』と思うかもしれないです」と、独特の怖さを分析した。

一方の戸塚は、「イジメとか殺人とか、自分が『これは怖いぞ』と思うところで、結構笑いが起こったり。不思議な怖さがありつつも、面白い舞台になりました」と手応えを語り、さらに観劇した三谷からは、開口一番「申し訳ない」と謝罪されたとか。

その理由について、戸塚は「30年前に好きな人たちだけで、遊びで作った台本だったそうなんです。それを『こんなにしっかりと演じてくださって・・・』と、感動してくださっていました」と明かした。

東京、愛知公演を経て、満を持して笑いの街・大阪での公演。当然プレッシャーはあれど、作品の出来栄えには大きな自信を持っていると、2人とも口をそろえる。

戸塚が「とにかく笑ってほしい。たくさんお笑いを観ている人が多いからこそ、自分たちが作ったものを、どういう風に観ていただけるかが本当に楽しみです」と意気込むと、平埜も「僕は大阪の、笑いが正義というか、それですべてが解決できるという空気が大好きなんです。確かにハードルは高いけど、どこかで『受け入れてもらえるだろう』という安心感もあります」と、笑いの文化へのリスペクトを示しながら、期待を語った。

演出は、2001年の再演版に出演していた河原雅彦。平埜と戸塚のほかには、岡山天音、塩野瑛久、尾上寛之などが出演する。日程は9月10・11日で、会場は「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)。チケットはS席1万円ほか、当日券は若干数販売する予定。11日の公演はアーカイブ(見逃し)配信され、17日まで視聴可能(3500円)。

取材・文/吉永美和子

パルコ・プロデュース2022『VAMP SHOW ヴァンプショウ』

会場:森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
期間:9月10日(土)、9月11日(日)
料金:S席1万円、A席9000円

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