「観光・文化の首都は大阪」、ハイテクな観光拠点が道頓堀に誕生

2022.9.3 07:15

9月3日オープン「Pivot BASE ~Travel Cafe @Tonbori~」

(写真8枚)

大阪の観光地・道頓堀に、最先端技術を用いた新たな観光拠点スペース「Pivot Base〜Travel Cafe@ Tonbori〜(ピボットベース〜トラベル カフェ アット トンボリ〜)」が9月3日に誕生する。そのオープンセレモニーが1日におこなわれた。

大阪を世界有数の国際観光都市にするには、観光のDX化(デジタルトランスフォーメーション化)が必要不可欠であると、旅行会社「JTB」(東京都品川区)によって設立された同施設。

コロナ明けのインバウンドを見込み、旅行客にストレスフリーかつ、新たな観光体験を提供しようと、施設内には常時地元に精通したトラベルコンシェルジュを配置。デジタルの力と対面のサービスを掛け合わせて、旬な映えスポットからローカルでディープな情報までが取得可能となる。

また、カフェという形態で運営することで、地元の人々と旅行客の交流を促すという。

セレモニーには「串カツだるま」代表で、道頓堀商店会会長の上山勝也氏が出席し、「2025年の万博に向けて、未来型観光モデルをここ大阪から発信していきたい」と意気込んだ。

左から:千田忠司氏 北村豪氏 上山 勝也氏  溝畑宏氏


とはいえ、未だインバウンドの数は回復途上。このタイミングにオープンすることについて「JTB」西日本広域代表・北村豪氏は、「経済は東京でも、観光・文化に関しては大阪が首都だという気持ちのもと、インバウンドが回復した際、真っ先に大阪に来てもらうための先行投資としてオープンを決定しました」と語った。

施設内には、約190インチの巨大サイネージを設置。SNSに投稿された大阪のグルメや観光スポットなどの写真がリアルタイムで観覧できる。また、「#大阪グルメ」「#osakatrip」「#大阪デート」といった投稿がランダムで流れるサイネージも。こちらは画面をタップすることで詳細が表示されたり、昼と夜でおすすめの情報が変わったりと、リアルに使えそうだ。

SNSのハッシュタグを収集したサイネージ

さらに、光の屈折を利用して映像が空中に浮くハイテク技術「空中ディスプレイ」を利用した観光案内や、掛けると目前に画面が現れる「AR(拡張現実)グラス」といった、近未来的なサービスも導入し、全く新たな観光体験が実現。

「Pivot Base〜Travel Cafe@ Tonbori〜(ピボットベース〜トラベル カフェ アット トンボリ〜)」の営業時間は昼11時〜夜11時まで。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本