コーヒーチェーン「スターバックス」（本社：東京都港区）から、来たる９月１日に発売の「マローネ カシス フラペチーノ」。カシス×マロンという一体「本当に合うの！？」という組み合わせ･･･編集部が一足先に実食し、その「完璧すぎるマリアージュ」を体感してきた。

■ きっかけは「４人のバリスタ」

「スターバックス」では、コーヒーの知識や情熱、またお客さんとの関わり方などから総合的に判断して「最強のバリスタ」を選ぶ社内競技会『アンバサダーカップ』がおこなわれており、今回はそんな同大会を勝ち抜いた４人の代表バリスタが秋の新作フラペチーノを考案。

「カシス×マロン」というなんとも洒落乙なコンビネーションは、そんな４人がそれぞれに持ち寄った「イタリアのパン」や「秋の風物詩・栗」、「紅葉を感じられること」などのアイデアを結合させて編み出された、スタバの遊び心溢れるフラペチーノなのだ。

毎度秋になるとマロンをモチーフにしたメニューが登場するが、これまでチョコレートなどのスイーツ同士の組み合わせはあったものの、「フルーツとの融合はかなり珍しい」と広報担当者。さてさて、まだまだ暑さの名残が感じられるなか、一足早く秋をゲットするために飲んでみることにした。

■ 「天才的」と言いたくなるコンビネーション

運ばれてくるなり、カシスの濃紫カラーが絵の具のように広がる美しいルックスに目を奪われ、「ストローを指す位置で味わいが変わるんです。下のほうはかなりカシスの旨味が散りばめられています」と、同メニューを考案したバリスタ・緒方拓郎さんは話す。

緒方さんが言うようにまずは、カシスがたっぷり入った写真・左奥を、次にマロンの薄茶が広がる写真・右を飲んでみた。「カシスの存在感、これ･･･大正解」というのが１番に感じた印象で、間髪入れずにマロンの香ばしい香り、素朴な風味が口いっぱいに広がる。

カシスの甘酸っぱい酸味を感じながらも、マロンの濃密さも味わえるなんて･･･、洋菓子などではたまに見かけるが、ドリンクとしてはなかなか珍しいこのコンビネーション。ＳＮＳでも「本当に合うのかな？」と疑問に思う声も上がっていたため、「どうなんだろ」と思いながら飲んだものの、結果は堂々の満点だった。

バリスタ・緒方さんは「フラペチーノを飲みながら、華やかな見た目で紅葉気分にもなれますし、大人の方も子どもも幅広い世代に楽しんでいただきたいですね」と、期待を込める。価格は６６０円（店内利用時）で、９月２０日までの限定発売。