大阪で「矢沢あい展」がスタート、初日からファン殺到

2022.8.25 10:00

8月24日にスタートした『ALL TIME BEST 矢沢あい展』(24日・大阪市)(C)矢沢漫画制作所/集英社

(写真17枚)

90年代を代表する少女漫画家・矢沢あいの初となる展覧会が8月24日、「大阪高島屋」(大阪市中央区)でスタート。開店と同時に多くのファンが詰めかけた。

恋愛漫画の金字塔『天使なんかじゃない』、『ご近所物語』、そして社会現象を起こした『NANA』など、数々の大ヒット漫画を生み出してきた矢沢あい。若者を中心にした作品が多く、友情や恋愛模様を描いたキラキラとした青春の日々、嫉妬や孤独といったリアルな心情描写が共感を呼び、「人生の教科書」として指示するファンは多い。30年経った今なお色褪せないストーリーやイラストで世代を超えて愛され続けている。

同展覧会は、『天使なんかじゃない』発売30周年を記念し、過去に『りぼん展』の実施経験がある「高島屋」とのタッグで実現。原画の選定から、会場の背景デザイン・配置といった空間の演出など全て矢沢あいが監修し、約1年かけて準備された。

初日の前売り券は早々に完売し、オープン直後は当日券を求める人で行列に。なかには東京会場にも訪れたという人や、登場人物をイメージしたファッションの人も見られ、矢沢あいファンの熱量が感じられた。

『ALL TIME BEST 矢沢あい展』初日のオープン直後、当日券を求める人たち(24日・大阪市)

広報担当が「作品の垣根を超えたベストアルバムのような展示」と紹介するように、会場前には『NANA』の大崎ナナと『天使なんかじゃない』の須藤晃というレアな組み合わせのキービジュアルが設置され、入場前から記念撮影をする人も。

会場には、実際に誌面に使われたイラストや下絵を含む約300点の直筆原画のほか、大阪で初公開となる原画や愛用画材、連載当時のふろくカットなど、貴重なアイテムを多数展示。一部を除いて撮影可能となっており、来場者は1枚1枚じっくりと見たり、思い思いに撮影を楽しんでいた。

『NANA』コーナーの中央にはスタンドマイクが出現(C)矢沢漫画制作所/集英社

親の影響で矢沢作品にハマったという女性(大阪市・20代)は、「中学生のときに『パラダイスキス』を読んで服飾の専門学校に行ったので、こういうの見て進路決めたなって。ジョージの『自分の可能性を信じなきゃ何も始まらないよ なんとかなる』っていうのを座右の銘にして今まででやってきました」と、思い出の作品を前に感動した様子。

また、小学生の頃に読んでいたという女性(大阪市・30代)は、「友情も恋愛もファッションも、すごい影響された。最先端だし、共感できて学べる」と言い、40代女性は、「恋も友情も全部に全力。『NANA』のハチの心の動き方とか、情けないところとか。かっこいい女性ばっかりじゃなくてそういう部分もあって共感できる。話はトリッキーだったりするんですけど、それぞれ登場人物の個性がしっかり描かれていると思う」と魅力を語った。

期間は9月12日まで。入場料は一般1000円ほか。日時予約ができる前売券はセブンチケットで販売され、当日券は会場前にて朝10時から整理券が配布される(入場時に支払い、時間指定)。入場者限定のグッズコーナーもあり。営業時間は朝10時~夕方6時半(夜7時閉場)、最終日は夕方4時半まで(午後5時閉場)。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本