エネルギーが押し寄せる…! 岡本太郎の作品約300点、大阪に

2022.7.23 07:15

《こどもの樹》は圧巻の存在感。展示風景 (C)岡本太郎記念現代芸術振興財団

(写真12枚)

芸術家・岡本太郎の芸術人生を振りかえる大回顧展『展覧会 岡本太郎』が7月23日、「大阪中之島美術館」(大阪市北区)でスタートする。

同美術館の大規模企画展としては、開館記念特別展『モディリアーニ -愛と創作に捧げた35年-』に次ぐ今回。岡本太郎の回顧展は、2011年の「東京国立近代美術館」で開催して以来、約11年ぶりとなり、大阪では初の回顧展となる。

1970年に開催された『日本万国博覧会(大阪万博)』のテーマ館「太陽の塔」で知られ、「芸術は爆発だ」などの名言を残し、今日でも幅広い世代の人々を魅了する太郎。しかし意外にも1970年頃から亡くなるまでの約26年間については知られていない部分も多く、本展では若き日にパリで描いた貴重なものから晩年の作品まで、絵画をメインに約300点を6章立てで展示。彼の人生を振りかえりつつ紹介する。

なかでも必見なのは、太郎が芸術家としての基盤を作った1930年代のパリ滞在時に制作された『露店』『空間』『傷ましき腕』『コントルポアン』の初期作品のうち、再制作された4点が一堂に集結する点。当時の作品は戦災でほとんどが焼失してしまったため、その内容は1937年にパリで発刊された太郎の初めての画集『OKAMOTO』(G.L.M.社)に掲載のモノクロの図版や、戦後に太郎自身が再制作したこの4点などから見ることができる。

手前から《傷ましき腕》《空間》《コントルポアン》 (C)岡本太郎記念現代芸術振興財団

そのほか貴重なドローイング作品、太郎が撮影した写真122枚をスライドショーで約10分にわたって上映し、立体作品なども多数ラインアップする。

前日におこなわれた記者会見で学芸員・大下裕司さんは、「岡本芸術の真髄に迫る展覧会となっており、玄人向けのコアな部分もありますが、展示はオーソドックスにおおよそ年代順となっており、岡本太郎入門編としても十分楽しんでいただけると思っています。絵画から受けるエネルギーもあると思うので、是非足を運んでいただけたら」とアピールした。

大阪を皮切りに東京、愛知と約1年かけて巡回する。「大阪中之島美術館」での開催期間は10月2日まで。一般1800円ほか。

データ

期間:2022年7月23日(土) 〜10月2日(日) ※月曜日休館(9/19を除く)※日時指定制(30分ごと)
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
会場:大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4-3-1)
観覧料:一般1800円ほか
電話:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)

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