デマ拡散、パインアメ公式が注意喚起「今日も販売を続けている」

今年で71年目のパインアメ
大阪の菓子メーカー「パイン」(本社:大阪市天王寺区)が6月8日、「信ぴょう性のないツイートはリツイートされませんよう」と注意喚起ツイートを投稿。瞬く間に拡散され、18.6万いいね(2022年6月11日時点)がつく大きな話題となった。
事の発端は、とあるユーザーによる「これ知ってる人RT もう売ってないってほんと?」とパインアメの画像を添えたツイートだ(ツイ主が謝罪し現在は削除されている)。同社広報室の担当者によると、ツイートを見た人から「販売を終了したのか」という問い合わせが複数寄せられ、誤解が広がっていることを把握。
それを受け、「『パインアメはもう売っていない』という趣旨のツイートがたくさんリツイートされているようですが、パインアメは今年で71年目。今日も販売を続けております。デマの拡大につながりますので、信ぴょう性のないツイートはリツイートされませんよう、そして今後も安心してお召し上がりください」と投稿したという。
以前にも、同社の商品と形態が似ている他社商品が終売になった影響で、「(パインの製品が)終売になったらしい」という投稿がおこなわれた事例もあったとか。
担当者は「今回のツイートがデマの根源とは考えておりません」としながら、「該当ツイートは商品画像とともにリツイートを促すものでした。誤解が更に広がりかねないということで、公式として正式な情報を出させていただきました」とコメント。
さらに、デマが拡散された理由として「工場が閉鎖したせいでは」「取り扱い店が減ったからではないか」など推測も飛び交ったが、そういった事実は無いという。担当者は「1つの事案をきっかけに、いろいろな想像がふくらんでいく様子を見ていると、少し怖くなりました」と、SNSでの拡散スピードやデマが生まれる危険性を指摘した。
SNSでは事実と異なってもインパクトがある投稿の方が拡散されやすく、その後に訂正文が投稿されても拡散されにくい傾向がある。今回の「パイン」による投稿は広く拡散されたものの、それでも未だ「パインアメが終売した」と信じたままのユーザーも見受けられる。
一度拡散されてしまった投稿は、デマであっても事実として定着してしまう可能性もあるのだ。拡散ボタンを押すのは、事実かどうか確認してからでも遅くない。
取材・文/つちだ四郎
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