宿泊割引の大阪いらっしゃい再開検討、「観光業支援したい」

2022.5.20 06:30

大阪府の定例会見の様子(5月18日・大阪府庁)

(写真3枚)

大阪府の定例会見が5月18日に実施され、吉村洋文知事が『大阪いらっしゃいキャンペーン』について言及。「6月頭から近畿ブロックで再開したい」と方針を述べた。

2021年11月24日から実施された同キャンペーンは当時、宿泊料が最大5000円割り引かれたうえ、対象店舗で使える最大3000円のクーポンが特典に。しかし新型コロナウイルス感染症が拡大したため、翌年1月12日からは新規受付が中止され2月28日で終了となった。

今回、大阪モデルが「解除(緑)」に変更されたことで、再開を検討中という大阪府。吉村知事は、「観光業やお土産屋さんも非常に厳しい状況。安全・安心して事業をおこなう必要があり、感染症対策をしっかり取ったうえでの後押しをしたい」と思いを語る。

すでに、府では再開に向け『大阪いらっしゃいキャンペーン2022』の公式サイトで参加事業者の募集を開始しているが、同キャンペーンの財源は政府観光庁の「県民割支援」によるもの。

現在5月末までとなっている支援の期限が延長されるか分かっていないといい、大阪府の担当者は「国の方で調整中と聞いており、まだ決定していません。延長するなら、と担当課の方で検討しているところです」と説明している。

吉村知事は、「全国制度の県民割をスパっとやめることにはならないと予測している。感染対策をしっかり取り、ワクチンの3回目接種か陰性証明いずれかを要件に再開したい。近隣府県とも調整してできるだけ広く活用できるよう、大阪に来る人には適用となるようにしたい」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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