新たな趣味発見? ハマる人続出「大人レゴ」…魅力を探ってみた

2022.5.24 19:15

「レゴ ボタニカル コレクション」の新作「レゴ(R)多肉植物」」(左)と「レゴ(R)胡蝶蘭」(右)

(写真13枚)

「大人の趣味」をテーマに、おもちゃメーカー「レゴジャパン」(本社:東京都港区)が手掛ける人気シリーズ「レゴ(R)ボタニカル コレクション」は、コロナ禍に誕生するや、SNSを通してハマる人が続出。繊細な草木や花をまるで「生けるように」楽しめるというが・・・人々が夢中になる理由を探るべく、実際に作ってみた。

今回製作したのは、同シリーズの最新作「レゴ(R)多肉植物」と「レゴ(R)胡蝶蘭」。これらは「可愛すぎる」「大人も夢中になれる」などの声が寄せられた「レゴ(R)フラワーブーケ」などに続くシリーズ第4・5弾の商品で、5月1日に発売された。記者がブロックを手に取るのは幼少期に遊んでいた「青いバケツ」以来、果たして大丈夫だろうか?

■土台作りは「植物への種まき」

パーツは番号が振り分けられた袋に小分けされており、迷うことなく組み立てることができた

まず最初に記者が手に取ったのは「多肉植物」のキット。開けてみると、丁寧な絵柄付きの説明書に、番号が振り分けられたパーツたちが入っていた。パーツはお馴染みのもので、大人用とはいえど馴れ親しんだ通常版と大きさや形などは変わらないとのこと。

「多肉植物」の製作過程

「これが本当に植物になるのか?」と、多少の疑いを持ちながらも組み立てていくと、次々に正体を現していくアロエやサボテンたち。土台に「種まき」をして命を吹き込んでいくような感覚で手が進み、次第に尻込みしていた当初の気持ちはどこかへ消え去った。ここですでに断言したい、不器用さんでも大丈夫です!

■6時間の末完成した多肉植物「もはや愛着」

そして、作業を続けること6時間が経過(いやいやかかり過ぎではないか!?)・・・ついに完成した。全6個の植物から成り、直径20センチほどのインテリアにぴったりのサイズ感。カーテンから差し込む光に当ててみると、もはや本当に生きているかのような臨場感が漂う。

カラフルでまるっとしたフォルムが愛らしい「多肉植物」

葉や花びら、どれを取ってもリアルで、そのなかでも「アロエ」は柔らかなゴムのような質感で果実感を表現するなど、抜かりのないデザインだ。ひとパーツずつ組み立てていったため、完成した多肉植物を愛でたくなるほどの愛着が湧いた。なるほど、これは部屋に飾りたくなるわけだ!

■祝い事ギフトにもOK!?「胡蝶蘭」も完成

結構な高さのある「胡蝶蘭」は部屋の隅などに飾っても◎

「多肉植物」で手が慣れたせいか、続いて取り掛かった「胡蝶蘭」は、約4時間ほどで完成。高さを出すために茎に見立てた細長い棒を効果的に使ったり、鉢植えから生えた葉っぱが自由自在に動くなど、細やかな工夫や演出には感動させられた。

花びらや茎など、繊細なデザインに思わずうっとり

日本では開店時などの祝い事に贈られることが多い胡蝶蘭。レゴ(R)ブロックだと枯れ知らずのため、組み立ててギフトとして持って行ったら喜ばれるかも!? 記者は今度試してみようと思う。

今回は初めての大人レゴへの挑戦だったが、始終夢中で楽しむことができた。「ブロックを組み立てる」というシンプルな作業なのに、完成していく植物を見ているといつしか育てている感覚に陥り、園芸の疑似体験をしているようだった。

そして、作り終え達成感に満ち溢れていたとき、ほかの人はどういった感想を発信しているのか気になりインスタグラムの「#大人レゴ」覗いてみたところ、「枯れないのが良い、インテリアに飾ってる」「植物レゴにめっちゃ癒やされた」「水やり不要の多肉植物」「飾って観賞用にしてる」など、さまざまなコメントが添えられており・・・やはり人々は「枯れない」というポイントに惹かれているようだ。

「多肉植物」と「胡蝶蘭」は現在、全国のレゴブランドストアや公式オンラインサイトなどで販売されている。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本