日本酒ラバーが歓喜する、神戸の新スポット「灘五郷酒所」が開業

2022.4.30 19:15

4月29日にグランドオープンを迎えた「灘五郷酒所」

(写真12枚)

日本酒の老舗メーカー「剣菱酒造」(本社:神戸市東灘区)が、神戸にある元酒蔵をリノベーションした立呑スタイルの酒場「灘五郷酒所」(神戸市東灘区)が、4月29日にグランドオープン。初日は近隣住民や日本酒ラバーたちで賑わいを見せた。

◾️日本酒好きのための空間作り

オープニングイベントに登壇した剣菱酒造代表の白樫さんは、「令和元年までお酒を作っていたこの場所で、新たな日本酒のコミュニティが生まれます。日本酒好きが集まって生まれた出会いが、大きな輪になって新しい文化やより深い絆が生まれることを期待しています。」とコメント。イベントの締めくくりには鏡開きがおこなわれ、オープン心待ちにしていた来店客に振る舞われた。

店内には、全長50メートルもある木製のコの字カウンターが設置されたほか、県内在住アーティストによる暖簾、ネオンサイン、さらにはビンテージスピーカーやDJブースなど、「お酒を楽しめる空間」にこだわったという。

同店の看板商品「灘五郷酒所セット」

◾️素材にこだわったメニューを堪能

注文方法は、店頭で前払いチケット(15枚3000円)を購入し、料理やお酒に応じて交換する方式。「剣菱の酒粕を使ったバターのバケット」をはじめ、「剣菱の麹で漬けた豚肉と三つ葉」や「蔵人も唸った絶品ローストビーフ」など、ほかでは手に入らない剣菱の麹をふんだんに使った料理約10種類スタンバイ。

また、看板メニューのペアリングセット「灘五郷酒所セット」は、灘五郷の日本酒5種類とお酒に合う料理3種類で、季節ごとに内容が変わりリピートする楽しみも。

広報の中野さんにおすすめ料理を聞くと、「意外と思われるかもしれませんが『剣菱のこうじを使った〆の甘辛カレー』が日本酒に合うと評判です。日本酒のまろやかさとスパイスが絶妙に合うのでぜひ食べてほしい」と呼びかける。

オープン初日から賑わいを見せた

地元の友人と2人で来ていた男性は「灘五郷にある全てのお酒を、少量づつ選んで飲めるお店は画期的だと思う」と語り、開店1時間前から並んでいたという女性は「灘五郷全てのお酒が一箇所で味わえる所は他にはない。日本酒好きの仲間に教えてまわりたい」と、新しい酒場の誕生を喜んでいた。

営業時間は金土日祝のみで、昼12時〜夜10時、平日はイベント、セミナーを予定。場所は、阪神電車本線「御影駅」より徒歩10分。

取材・文・写真/木田容平

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