「セルフプロデュース」で築き上げた、人気俳優・ムロツヨシの格

2022.4.29 07:15

俳優のムロツヨシ

(写真5枚)

「若い世代に向けての前例を、どんどん作っていきたい」

取材中も気さくなオーラで場を和ませた

──そんなまだまだ元気なムロさんの今後ですが、個人的には真鍋大度(映像作家)さんと上田誠(劇団ヨーロッパ企画主宰)さんと組んで、とんでもなくハイテクな配信劇を作った「非同期テック部」が気になっています。

プロデューサーとしての自分を唯一ほめられるのは、真鍋大度と上田誠を引き合わせたことだ、ぐらいに思っています。この2人がくっつけば、今まで日本でやってきた表現のプラスα・・・もしくは新しい前例が、なにかできるんじゃないか? と。上田くんとは、2~3年後に作品をひとつ作りたいね、という話はしています。配信になるか、映画になるかはわからないですけど。

──ひとつの画面上に、3人のムロさんを同時に登場させるなどの、真鍋さんが開発した最新映像技術に対して、上田さんがアナログの極みのようなアイディアを、アンサーのように出してくる。その落差がたまらないですよね。

そうそう、そこがすごい。アナログとテックの部分を、ちゃんと融合させているんです。そのなかで僕は、がんばって客寄せパンダになろうと思っています。真鍋と上ちゃん(上田)の打ち合わせの会話は、変な言葉が飛び交って、僕はついて行けない(笑)。だから彼らには完全に作品作りに集中してもらい、僕は宣伝とか集客とかを考えて、なおかつ彼らの作った・・・土俵になるのかお城になるのかわからないけど、そこで遊べる準備をしておくという。

──演劇と映像を、これまでにない形で融合させるための、その接着剤的な。

そうですね。みんなが「なんですか、これは?!」ってなるような作品が生まれたらいいと思うし、カッコつけた言い方になりますけど、若い世代に向けての、選択肢が増えるような前例を、どんどん作っていきたい。整えるんじゃなくてね。新しい選択肢を増やしていきながら、逆に若い人たちからもいろいろ教わっていく。そんな40代のおっさんでありたいと思っています。

『muro式.がくげいかい』は5月3日~11日に「花博記念公園鶴見緑地パーゴラ広場」(大阪市鶴見区)で上演。4日と7日には、幼児連れも安心の「ショート・キッズバージョン」を上演する。チケットは一般8000円(キッズバージョンは一般5000円ほか)で、現在発売中。

『muro式.がくげいかい』

会場:花博記念公園鶴見緑地パーゴラ広場 特設会場(大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163)
期間:5/3(火)〜5/11(水)
料金:14時公演(ショート・キッズバージョン):一般5000円、高校生以下2000円
   19時公演:8000円

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