鈴木敏夫「74年を振りかえるような」、京都でジブリ展が開幕

2022.4.23 06:45

鈴木氏の書を立体化

(写真9枚)

「スタジオジブリ」の名プロデューサー・鈴木敏夫に着目した展示会『鈴木敏夫とジブリ展』が、「京都文化博物館」(京都市中京区)にて4月23日からスタートした。

雑誌『アニメージュ』(発行:徳間書店)の編集長としても活躍し、「スタジオジブリ」設立に無くてはならない存在だった鈴木氏。『耳をすませば』『風立ちぬ』など数々の名作でプロデューサーを担い、現在は「スタジオジブリ」代表取締役プロデューサーを務めている。

同展では、そんな鈴木氏の生涯を全6章に分けて展示。少年時代や大学時代に読みふけっていた漫画・雑誌など8800冊をはじめ、『アニメージュ』ヒットの秘訣、「スタジオジブリ」の設立に関する秘話などがパネル展示などでそろう。そして最終章では、鈴木氏を形成する書籍を並べた圧巻の『本の小道』も見ることができる。

迫力有りすぎる『湯婆婆』も・・・

また、「スタジオジブリ」ファンにとってもうれしいダイナミックなフォトスポットも点在。鈴木氏直筆の「ジブリ名台詞」立体化や、ビッグスケールなトトロ、湯婆婆なども必見だ。

メディア向け内覧会にて鈴木氏は、「今年で74歳になりますが、それを振りかえるような展示だなと思いますね」とコメント。続けて「死んだ人の展示みたいだなって(笑)」と話して会場の笑いを誘った。最後には、「自分の手元にあるものを集めて、真ん中に立って見たかったので」と、満足げな様子を見せた。期間は6月19日まで(4月25日・5月2日は休館)、当日券は一般1600円・中高生1300円など。

『鈴木敏夫とジブリ展』

会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
期間:4月23日(土)〜6月19日(日)
時間:10:00〜18:00(金曜は19:30まで、入館は各30分前)
料金:一般・大学生1600円、中高生1300円、小学生1000円(当日券)

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