カムカムエヴリバディ第21週振りかえり・1994ー2001

2022.3.25 08:15

るいに笑顔を向けるひなた(川栄李奈)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。3月26日は「1994ー2001」と題した第21週(3月21日〜25日放送)を振りかえる。

1994年(平成6年)8月。家族を連れて岡山へ帰省したるい(深津絵里)は、生き別れた母・安子(上白石萌音)を捜すことを決意する。叔父の勇(目黒祐樹)に手がかりがないか相談するも、安子の親友・きぬが消息を知っているかもしれないが、今は岡山を離れてしまっていると告げられる。

そして終戦記念日が過ぎた頃、るいと娘のひなた(川栄李奈)は一足先に京都へ帰ることに。用事があると岡山に残った夫・錠一郎(オダギリジョー)は、喫茶店「ディッパーマウスブルース」にて、トランペット奏者でかつてのライバルのトミー北沢(早乙女太一)と再会する。

錠一郎の呼び出しで東京から岡山に駆けつけたトミーに、錠一郎は「ピアノでトミーのバンドに参加させてほしい」と頼む。演奏することの楽しさを取り戻した錠一郎は、「母を捜すためにアメリカに行きたい」というるいの願いを、自分の力で叶えたいと決心していた。錠一郎のミュージシャンとしての復帰を願っていたトミーは、形は違えどその決意を心から喜ぶのだった。

一方で京都へと戻ったひなたは、「ラジオ英語講座」を聴くために早起きしていた。少し早く目が覚めたひなたは、あんこを仕込むるいから「あんこのおまじない」にまつわる話を聞かせてもらう。昔話をきっかけに、ひなたとるいはこれから毎朝親子で小豆を炊き、一緒に「ラジオ英語講座」を聞く約束を交わす。

小豆を炊いているるい(右、深津絵里)を見つめるひなた(川栄李奈)(C)NHK

しばらくして、錠一郎が前触れなくトミーを大月家に連れてくる。旧友との再会に驚きながらも喜ぶるい。そこで錠一郎は、トミーやその妻・奈々(佐々木希)の力も借りながら、ピアニストとして音楽を再開することをるいに伝える。るいは錠一郎の言葉に溢れる涙を抑えられないほど喜び、音楽への再起を家族で祝福する。

月日は流れ、いよいよ錠一郎はピアニストとしてのデビューを果たす。るいはマネージャーも兼ねて錠一郎を支え、弟・桃太郎(青木柚)も岡山の大学へと進学するなど、大月家は大きく変化していく。ひなたも回転焼きづくりが上達し、いまや1人で店を開けられるほどに。そして時代劇の窮地を救うために、これまで以上に英語の勉強に励むのだった。

そして時は流れ1999年(平成11年)、錠一郎とるいは音楽の仕事のため、そして安子を捜すためにアメリカへと旅立った。一方、ひなたは時代劇の衰退を心配していたが、ハリウッドの製作チームが江戸時代の日本を舞台とした映画撮影のため来日し、映画村を視察することを知る。英語での案内役を任されたひなたは、またとないチャンスに意気込む。

茶の間にて一恵(右、三浦透子)の話を聞くひなた(川栄李奈)(C)NHK

その頃、親友・一恵(三浦透子)からひなたの上司・榊原(平埜生成)との曖昧な関係に悩んでいることを相談されたひなたは、2人がそば屋「うちいり」で会えるように取りはからう。しかし、そこで榊原はかつて好意を寄せていた女優・美咲すみれ(安達祐実)と偶然居合わせることになる。

離婚が決まり酒に酔うすみれを介抱する榊原だが、そこにやってきた一恵は榊原の肩を借りて眠るすみれの姿を見てしまう。榊原とすみれの親密そうな姿を見て、泣きながらひなたの元に駆け込む一恵。ひなたが一恵を慰めていると、そこに後を追ってきた榊原が必死に事の経緯を説明するのだが・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。放送は4月9日までで、土曜日はその週の放送を振りかえる。

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