「諦めようと思ってた」OCTPATH、念願のデビューを語る

2022.2.21 19:45

「0.8秒であなたも壺推し 美貌市場(ビジュアルマーケット)グループ」がキャッチコピーのOCTPATH・栗田航兵(左)と高橋わたる

(写真11枚)

年末の『日本レコード大賞』新人賞を受賞するなど、人気沸騰中のボーイズグループ・INI(アイエヌアイ)を輩出したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』。そんな彼らと切磋琢磨してきた元練習生8人が新たなグループ・OCTPATH(オクトパス)を結成。2月9日に念願のデビューを果たした。

今回、グループのムードメーカー的存在である栗田航兵(くりた・こうへい)と、「カリスマ彫刻担当」としてビジュアルの強さに定評のある高橋わたる(たかはし・わたる)が来阪。番組で脱落してからこれまでのことや、デビューを果たした今の心境について話を訊いた。

取材・文/Lmaga.jp編集部 写真/木村華子

■ ファンに会えて、やっと実感したデビュー

──2月9日に発売されたデビューシングル『IT’S A BOP』が見事、オリコン週間ランキングで1位を獲得したとのこと。おめでとうございます! カップリング曲の『Be with you』とともに現在放送中のドラマ『ケイ×ヤク』(読売テレビ)の主題歌に起用されたり・・・デビューの実感は湧いてきましたか?

栗田:ありがとうございます! デビュー日は練習していたりと普通に生活していたので実感はなかったんですけど、ファンミーティングが2月11日にありまして。初めてTHme(スミー/OCTPATHファンの呼称)と会って、初めてズンッと実感しました。

高橋:僕も同じで。やっぱりファンミで直接みなさんと会うことができて、「あ、やっとデビューしたんだな」って実感が湧きました。でもTHmeを目の前にすると、ずっと想ってたのに言葉が出なくなってしまって。みんなが涙ぐんでる顔を見ると、うわーってなってしまいました。

栗田:僕、あんまり泣かないんですけど、ちょっと泣いちゃって(笑)。メンバーカラーのペンライトを振ってくれている姿を見たら、ホッとして・・・うれしかったですね。

「OCTPATHは『個で勝つ』というのを大事にしてるので、自分の役割や何がこのグループのためになるかというのをずっと考えてる」と話す栗田航兵

──『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(以下、プデュ)で悔しい思いをされたと思うので、忘れられない光景になったんじゃないでしょうか。2021年6月に番組が終了してから、お2人はどのように過ごしていたのですか?

高橋:オーディションが終わって、ちょっと燃え尽きたというか。アイドルを目指したい自分と、一回置こうかなと思う自分がいたんです。そんななかで縁があって、ADのお仕事をさせていただいて。裏方さんのお仕事を勉強しながら、表舞台のお手伝いとかもするなかで、「もう1度アイドルを目指したい」と思うようになりました。

栗田:僕はプデュが終わってから、本当に何もしてなかったんです。わたると一緒で、燃え尽きてしまって。諦めようって正直思って、でもとりあえず休もう、とボーッと生きてるときに、事務所が声をかけてくださったんです。母に相談したら「話だけでも聞いてみたら」と言われて行ったら、こんな素敵なプロジェクトがあると聞いて。やるしかねえな!って思いました。

──諦めかけていたんですね。

栗田:はい。やめようと思ったけど、でもやっぱり諦められないという気持ちもありました。そんなときにこんなチャンスが来たので、人生変えようと思って受けることにしたんです。

──番組が終わって、OCTPATH結成が発表されるまでの間、ファンのみなさんの声は届いていたのですか?

栗田:届いていて、ずっと見ていました。番組が終わったあとにインスタグラムのアカウントを開設したんですけど、毎日大量にメッセージをくださって。何もなかった自分を、脱落してからもずっと見守ってくれるってすごくないですか。支えになったし、「それに応えたい」って前向きな気持ちにもなれたので、本当にありがたかったです。

高橋:僕はそのとき全然SNSをやっていなかったんですけど、友だちが教えてくれたりして・・・僕のことを応援してくれている人がいるんだって知りました。こうやってデビューできて、その思いに応えることができてうれしいです。

OCTPATH(上から四谷真佑、冬馬、古瀬直輝、栗田航兵、小堀柊、海帆、高橋わたる、太田駿静)

──栗田さん、高橋さん、そして太田駿静さん、海帆さん、古瀬直輝さん、小堀柊さん、冬馬さん、四谷真佑さんの8人で結成されたOCTPATH。ラップ、ボーカル、ダンスのバランスが素晴らしいですよね。

栗田:僕は直感で生きているタイプなので、このメンバーって聞いたときに「キタ! いける!」って思いました(笑)。バランスもすごく考えられていると思います。事務所が分析をしっかりされてて、「こういうところで君は輝ける」というのを1人ひとり解説してくれて。そういう事務所の熱意も伝わったので、ますます「やったんで!」って思ったんです。

──メンバー同士の縁も感じるというか。たとえば、番組を途中で辞退となってしまった古瀬さんの代わりに、一度脱落した高橋さんが繰り上がったことがありましたが、その2人が同じグループでデビューするという。

高橋:(古瀬)直輝くんとこうやって同じグループになれたことは奇跡だと思う。幸せです。

OCTPATH

1st single『IT’S A BOP』
2022年2月9日(水)発売

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