11年間の主役に区切り、アダム「当時は誰も気にいらないと…」

2022.2.11 20:45

『SINGIN IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』で主演を務めるアダム・クーパー(写真/野津千明)

(写真10枚)

2月18日より大阪で開幕する来日公演『SINGING IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』で、11年間にわたり主演を務めるアダム・クーパー。今回で最後の出演となる彼は、これまでの思いを振りかえった。

「イギリスで最初のドレスリハーサル(本番さながらの舞台稽古)は散々だったことをとても覚えています(笑)。雨は降らないし、傘は壊れるし、完全に悲劇だった。そのとき『このショーはきっと誰も気にいらないだろう』と思いました。でもその夜、幕が開くと観客はものすごく喜んでくれたんです」と、舞台初日の出来事を笑顔で語ったアダム。

2012年の初演以来、700回を超えるステージに立ち、11年間にわたり主演を務めたアダム。バレエダンサーとして呼び声が高かった彼のミュージカル作品への挑戦は世間も賑わせたが、高度なダンスナンバー尽くしの同作品はぴったりとハマったよう。

「このショーの物語が持つ喜びが、自分を掻き立ててくれ、さらなる力をくれるのが同作品の特徴です。心身ともにかなりハードで、マラソンをしているような感じです(笑)でも同時に『この歳でもパフォーマンスができている』という達成感も味わえるんです」と、自身の作品にかける思いを明かした。

そして、「ジーン・ケリー(1952年の映画版主演)は子ども時代の僕のヒーローでしたし、そんな彼の役柄を自分に落とし込んで演じられたことはまさに夢のようでした。この作品は本当に特別なショーです」と、11年間ともにした作品への愛を語った。

大阪公演は「オリックス劇場」(大阪市西区)にて、2月18日〜21日まで。チケットは現在発売中で、S席1万5800円ほか。

舞台『SINGIN IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』(写真/阿部章仁)

『SINGIN IN THE RAIN〜雨に唄えば〜』大阪公演

会場:「オリックス劇場」大阪市西区新町1-14-15
日時:2月18日(金)〜2月21日(月)
料金:S席1万5800円、A席7800円、B席5800円、SS席(特製パーカー付き)2万1000円

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