カムカムエヴリバディ第15週振りかえり・1976ー1983

2022.2.11 08:15

ビリー(幸本澄樹)に話しかけられたひなた(新津ちせ)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。2月12日は「1976ー1983」と題した第15週(2月7日〜11日放送)を振りかえる。

小学4年生のひなた(新津ちせ)は、外国人の少年・ビリー(幸本澄樹)との出会いをきっかけに英語が話せるようになりたいと思うようになる。福引の景品でラジオを当てた母・るい(深津絵里)は、ひなたに毎朝「ラジオ英語講座」で勉強することを提案する。

はじめは早朝の勉強に乗り気ではなかったひなただが、両親の協力もありテキストを手にラジオを聴きはじめることに。そんななか、家業の回転焼き屋「大月」に同級生・小夜子(竹野谷咲)がビリーを連れて訪れたことで、るいと父・錠一郎(オダギリジョー)はひなたが急に英語に興味を持った理由が初恋であることを察するのだった。

しかし小学生のひなたにとってはテレビや漫画など誘惑も多く、1週間を過ぎると英語の勉強はだんだんと後回しに。ひなたの飽きやすい性分もあり、とうとう毎朝のラジオ英語講座の習慣は定着せずに途絶えてしまう。

ある日、小学校から帰ったひなたが1人で留守番をしていると、突如ビリーが回転焼きを買いにやってくる。しかしひなたは学んだはずの英語のフレーズを一言も口にすることはできず、ビリーと言葉を交わすことは叶わなかった。そしてビリーはそのまま空港へと去ってしまうのだった。

やるせなさから両親に当たってしまったひなたは、錠一郎に叱られて家を飛び出してしまう。追いかけて来たるいに、ひなたは「なんで私はこうなんかな」と物事を続けることが苦手な自身の性格を悔い、さらに両親の気持ちも無駄にしてしまったと嘆く。落ち込むひなたを、るいはやさしく慰める。

茶の間で向かい合って話すひなた(新津ちせ)と錠一郎(オダギリジョー)(C)NHK

そしてるいの出産が近づいたある日、「大月」にモモケンこと時代劇スターの桃山剣之介(尾上菊之助)が訪れる。サイン会でひなたが回転焼きを渡したことをきっかけに、「大月」の味を気に入ったのだという。スターの来店に周囲が騒然としているなか、るいが突然産気づく。そしてその晩、大月家に第二子の男の子・桃太郎が生まれるのだった。

時は流れ1983年(昭和58年)、ひなた(川栄李奈)は高校3年生になるも具体的な将来の目標や夢は持てずにいた。しかし、同級生の一恵(三浦透子)や小夜子(新川優愛)、吉之丞(徳永ゆうき)たちは卒業後の進路をしっかりと考えているようだ。

そんな周囲と将来について何も考えてこなかった自分を比べ、ひなたは日々焦りを抱えていた。そんなある日、るいに「大月」の店番を頼まれたひなたの前に見慣れない無愛想な客(本郷奏多)が現れて・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・大月ひなたへと物語が紡がれていく。土曜日の放送ではその週を振りかえる。

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