「救世主だ!」猫舌さん専用マグカップ、仕組みが画期的すぎる

2022.2.19 11:15

猫舌専科マグカップ(3080円)

(写真8枚)

温かいものが飲みたいけど、熱々は苦手・・・そんな猫舌さんに朗報です。キッチン用品や家電などを手掛けているメーカー「ドウシシャ」(本社:大阪市中央区)による猫舌専用のマグカップが、「救世主だ!」「これでコーヒー飲むとき火傷しないで済む」「猫舌じゃなくても重宝しそう」とSNS上で話題に。

どんな仕組みなの? 温度が下がったあと、冷めてしまわないの? 気になったので「ドウシシャ」の広報担当・大竹惇さんに詳しい話を訊きました。

■ 開発担当者が猫舌で・・・

──猫舌専用というニッチな需要に応えた「猫舌専科マグカップ」に注目が集まっていますが、販売のきっかけを教えてください。

元々は2020年に「猫舌専科タンブラー」を販売したのが始まりです。タンブラーを猫舌のみなさんからご好評いただき、2021年9月にマグの販売がスタートしました。

──なぜ猫舌専用を開発することになったんでしょうか?

開発担当者が猫舌で、「ちょうどいい温度の飲みものが飲めないのは辛い。自分と同じ人も多いのでは?」と考えたことがスタートです。

──実際、猫舌の方ってどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

「猫舌」はそれぞれの感じ方のため明確な定義がなく、あくまで自己申告にはなるのですが・・・約1000人に調査をしたところ、「自分は猫舌だと思う」と回答してくれた方は全体の約45%程度という結果が出ました。思った以上に多く、それならば猫舌の人に寄り添ったものを作ろうと。

■ 熱々の飲みものが、約3分で適温に

──猫舌の人ってそんなにいるんですね。話題になっているマグやタンブラーは、どういった仕組みで猫舌さんでも飲みやすい温度になるのでしょうか?

マグやタンブラーの外側は真空断熱構造にして保温できるように、内側には「吸熱剤」という温度吸い取る素材を内蔵し、80度の熱い飲み物が3分ほどで適温になる仕組みです。

弊社でも販売している真空断熱のタンブラーは、熱いままの温度をキープするのですが、猫舌専科のマグやタンブラーはちょうどいい温度である60度台をキープしてくれるんです。

「猫舌専科マグカップ」の構造

──あの・・・ひとつ疑問なのですが、普通のマグカップに飲みものを入れて、3分経ったら60度前後にはならないのでしょうか? なんとなく下がりそうな気もします。

実は普通のマグカップでいれると飲みものは急速で冷めていくので、おっしゃる通り(スタートの温度によりますが)猫舌専科と同じように60度前後くらいになると思います。ですが、温かさをキープすることができません。その飲み頃を過ぎるとどんどん冷たくなっていきますので・・・。猫舌専科マグは1時間経過しても飲み頃をキープするので、長時間楽しめます。

──それはうれしい! マグかタンブラー、どちらにしようか迷っちゃいます。

職場ではタンブラー、家ではマグカップなどの使い方をしている方が多いです。たくさんの猫舌さんに温かい飲みものを堪能できる体験をしてもらえたらうれしいです。

「猫舌専科マグカップ260ml」と「猫舌専科タンブラー320ml」(ともに3080円)は、ピンク・ホワイト・グリーン・ブラックの4色がラインアップ。

「東急ハンズ」「LOFT」などの雑貨専門店のほか、一部家電量販店、公式オンラインショップ「ドウシシャ マルシェ」などで販売中。

取材・文/野村真帆

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