大阪・京都・兵庫の3知事、まん防要請は「足並みそろえる」

2022.1.20 06:45

新型コロナウイルス感染症への対応について意見交換する3府県知事(左から齋藤元彦知事、西脇隆俊知事、吉村洋文知事/1月19日・大阪府庁)

(写真3枚)

新型コロナウイルス感染症への対応について、大阪府・京都府・兵庫県の3府県知事によるテレビ会議が1月19日に開催。まん延防止等重点措置(以下:まん防)の要請は3府県で足並みをそろえること、また、オミクロン株に合わせた基本的対処方針の国への要望を3府県でおこなうことが決定した。

大阪府・吉村洋文知事、京都府・西脇隆俊知事、兵庫県・齋藤元彦知事の3者が出席した今回の会議。冒頭、吉村知事が「京都・大阪・兵庫については生活圏域、経済圏域がほぼ一体。3府県が一体となって行動を起こし、感染を押さえ、乗り越える協力体制が重要」と意見した。

これに対し西脇知事は、「大阪の感染状況が京都、兵庫にも大きな影響を及ぼす。3府県が足並みそろえるのは重要。実務でもきめ細かく連携したい」と同意。齋藤知事も、「保健所については、(陽性者が)2000人台で手が回らなくなり厳しい状況。今回の会議で方向性を確認したことは大きな意義があり、実務的にもタイミングを含め調整したていきたい」と同意した。

実際にまん防要請のタイミングについて吉村知事は、「3府県いずれかがまん防を判断すべきとだと決定した段階で、足並みをそろえるのが適切」とし、3府県一体で要請することが決定。

また、オミクロン株は感染者数が多いものの重症者が少ないといった特性に関しても、「オミクロン株の症例、特性の分析とそれに合わせた基本的対処方針を作成すべき、という要望を3者でおこないたい」と提案した。

これに対し2者とも同意し、今後は要望内容を詰める予定。具体的な時期については、吉村知事が会議後の会見で「金曜日(1月21日)までに要請したい」と話している。

取材・文・写真/岡田由佳子

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