大阪府が1月17日に災害対策訓練、南海トラフ大地震を想定

2022.1.13 09:15

会見でのフリップより「大規模地震への備えについて」(1月12日・大阪府庁)

(写真3枚)

1月17日は、1995年に発生した阪神・淡路大震災から27年。大阪府は1月12日の定例会見で、南海トラフ巨大地震といった災害を想定した『大阪府地震・津波災害対策訓練』を実施することを発表した。

会見で、「特に南海トラフでは津波に気を付けなければなりません」と話した吉村洋文知事。

「大阪の場合、震災が起きてからまず岬町にやってきて、大阪市内にやってくるまでは、それぞれ60分、120分と時間があります。沿岸部、都心部の地下街にいる人は、すぐに上がっていただきたい。こういうときは上に逃げなきゃいけないんだと、強く意識をお願いしたい」と訴えた。

17日におこなう訓練では、災害対策本部会議の運営、防災拠点から物資の輸送、多様な避難所確保のため宿泊施設との連携、救助機関となる自衛隊との連携などを実施。

「災害はいつ起きるかわからない。1月17日、この機会に大規模地震が起きたらどうするのかもう一度考えていただき、常日頃からの備えを万全にしていただきたい」と呼びかけた。

なお、会見で紹介された災害から身を守る日頃の「備え」は以下の通り。(1)自宅や勤務先が津波の浸水域に入っているかハザードマップと避難先を確認、(2)ストッパーや突っ張り棒などでの家具を固定、(3)非常持ち出し品や備蓄の準備、(4)災害用伝言ダイヤル(171)やSNSなど災害時の家族との連絡手段を複数確保する。

取材・文・写真/岡田由佳子

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