オミクロン株の感染拡大をゲノム解析、神戸市がデータ公表

2022.1.13 07:15

新型コロナウイルス オミクロン株の感染状況について説明する久元喜造神戸市長(1月12日・神戸市役所)

(写真5枚)

年初から爆発的な広がりを見せている新型コロナウイルス感染症のオミクロン株。神戸市は1月12日におこなわれた市長定例会見で、オミクロン株の確認状況をデータで公表した。

感染状況が落ち着いていた時期、1日の陽性件数はほぼ10人未満で推移していた神戸市だが、1月5日から増え続け、12日の陽性件数は193人に。直近1週間では485件と前週(47件)の10倍となった。

以前から、積極的な変異株の調査・ゲノム解析をおこなう同市。感染状況が落ち着いていた11月29日~1月2日の35日間は市内新規陽性数は92件で、ゲノムが確定した35件のうち、内訳はオミクロン株1件、デルタ株34件だった(オミクロン株の国内初確認は11月30日)。

しかし1月3日~7日の5日間は、陽性件数167件。ゲノム確定35件のうち、オミクロン株は29件、デルタ株は6件と、これまで主流だったデルタ株が急速にオミクロン株に置き換わったといえる。

一方で、12月1日から1月7日までの期間で重症者は出ておらず、デルタ株が主流だった12月31日までは無症状・軽症者の割合が91.8%、オミクロン株が主流になった1月1日~7日は99.4%。数字では中等症者の割合が減っている。

これらのデータについて久元喜造神戸市長は、「重症化率は低いが、従来株では無症状・軽症でも後遺症が出ることもあり、身体にどんなダメージがあるかはまだわからない」と警戒。

「オミクロン株は感染力が強いので、感染が拡大すると一定の割合で重症者が発生することが想定される」とし、「市民のみなさんには(重症化率が低いからといって)あなどらないで、冷静な感染予防をしていただきたい。われわれは、そのための情報を正確に発信したい」と話した。

なお3回目のワクチン接種券は、1月17日から施設などに入っていない一般の高齢者(65歳以上)へ発送。接種は、病院などの個別接種会場は1月18日から開始し、「市役所」(神戸市中央区)や「ノエビアスタジアム」(神戸市兵庫区)は1月29日からと、急速な感染拡大にともない前倒しをするという。

取材・文・写真/合楽仁美

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