「SDGs」を学ぶパビリオン、キッザニア甲子園に登場

2021.12.17 08:45

食用コオロギ関連事業を展開する「グリラス」は、食用コオロギを通じたサーキュラーフードに関する取り組みを紹介

(写真9枚)

子どもの職業・社会体験施設「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)に12月15日、SDGsを学べるパビリオン「キッザニア SDGs センター」がオープン。クイズ、スタンプラリー、展示を通して、楽しみながらSDGsを学ぶことができる。

国連が掲げた持続可能な開発目標「SDGs」。今回のパビリオンは、子どもたちにとって難しいSDGsを身近に触れ、新しい気づきや自分で考えて行動することのサポートを目的にオープンした。

「未来を変える!アクションラリー」と題したアクティビティでは、クイズ、スタンプラリー、展示を通して「サンゴの減少問題」「食品ロス問題」「服の大量廃棄問題」などを学び、またそれぞれの課題の解決方法を子どもたちが考えられるよう構成されている。

約30分の体験では、「キッザニア SDGs センター」にてキッザニア誕生の物語を学ぶことからスタート。パビリオン内でラリーブックを受け取ったあとSDGsクイズに答え、館内8箇所に設置された展示スポットをまわってクイズの答え合わせをおこない、展示を見るという流れで進んでいく。

廃棄されたビニール傘から作られたカバンなどが展示されている

各展示で学んだあとには、社会課題ごとに自分ができるアクションに沿ったカラー(赤・緑・青)のスタンプを押し、ただ知るだけでなく社会課題を自分ごととして考え、行動できるように子どもたちを促す。そして8つのスタンプを集めてセンターへ戻ると、「認定カード」の授与とチケットの記入と提出でアクティビティが完了する、というものだ。

同パビリオンを体験した小学5年生の女児は、「クイズはどれも難しかった。でもスタンプラリーで楽しくSDGsを勉強できて、とてもよかったです」と、楽しんで学べたことに満足そうな表情で感想を話してくれた。

「未来を変えるアクションラリー」はキッザニア甲子園、キッザニア東京にて体験可能。また、キッザニアの公式サイトにはSDGs専用のサイトも開設予定。営業時間は朝9時〜昼3時、夕方4時〜夜8時の2部制。入場予約や料金は公式サイトにて。

取材・写真/野村真帆

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