ダークホースだらけのM−1決勝、お笑い好き女子大生が解説

『M-1グランプリ2021』決勝進出を決めた9組 (C)M-1グランプリ事務局
■ モグライダー(マセキ芸能社/2009年結成/初決勝/昨年準々決勝進出)
【漫才の特徴】奇想天外なボケに、切れ味の良いツッコミが冴え渡る。毎秒ワクワクが加速する、「展開の読めない漫才」

赤ジャケットのボケ・ともしげは、出前一丁のCMにも出演経験があるほどのラーメン好き。伊達メガネのツッコミ・芝はMCにも定評があり、多くの芸人仲間に厚い信頼を寄せられる。
M-1に照準を合わせて、ネタのスタイルを変更。漫才に向ける姿勢を入れ替え、本気で取り組んだという今年、初めて準々決勝を突破した勢いそのままに、決勝に上り詰めた。長らく地下で経験と実力を蓄えた彼らが、舞台をド派手にかき回す。
出囃子:ドヴォルザーク「交響曲第9番(新世界より)」第4楽章
■ もも(吉本興業/2017年結成/初決勝/昨年準々決勝進出)
【漫才の特徴】お互いの外見の特徴を、存分に活かした「掛け合い漫才」。ノってしまいそうになるほどのテンポの良さと、痛快な関西弁が魅力

フラワーカンパニーズの『深夜高速』を聴いて涙した、繊細な一面を持つ金髪ヤンキーの「まもる。」と、愛媛県出身で甘いみかんを見分けるのが得意な、黒髪メガネの「せめる。」。
劇場出番が増えた今年、所属する「よしもと漫才劇場」で、9本の漫才を披露する初の単独ライブを敢行。ひたすらネタを作って改良を重ね、結成5年目にして決勝進出を果たした期待のルーキーが、M-1完全優勝を目指す。ちなみに、コンビ名の発音は「腿」ではなく「桃」。
出囃子:Christina Aguilera『Candyman』
■ ゆにばーす(吉本興業/2013年結成/3年ぶり3度目/昨年準決勝進出)
【漫才の特徴】不屈の精神と、燃え続ける情熱で磨かれ続ける「東のしゃべくり漫才」には、安定感と貫禄が滲む

初決勝の2017年は8位、翌年、連続出場を果たすも結果は10位。言わずと知れたM-1ファイターが、コント漫才からしゃべくり漫才に移行してネタを磨き上げ、決勝の舞台に戻ってきた。
3度目のチャンスをなんとしてもモノにしたい今年、はらは史上初の女性チャンピオンとなり、川瀬は宣言通りに引退してしまうのか。残り僅かになるかもしれない彼らの漫才を、一瞬たりとも見逃すわけにはいかない。
出囃子:水森亜土『ワイワイワールド』
■ ランジャタイ(グレープカンパニー/2007年結成/初決勝/昨年準決勝進出)
【漫才の特徴】荒唐無稽で奇天烈だが、情景が手にとるようにわかる「現代アート」のような漫才。考えるな、感じろ

常軌を逸したネタとキャラクターで、カルト的人気を誇る彼ら。昨年の敗者復活戦で「国民最低!」と叫んで話題となった。今年は、予選から観客の心をガッチリ掴んで爆笑をかっさらい、文句なしの決勝進出。
ファイナリスト発表後には「#ランジャタイ」がトレンド1位になるなど、ファンからは歓喜の声が相次いだ。「ウケてもスベっても大成功」と言われる無敵の漫才はもちろん、審査員からの反応にも、強い関心が寄せられている。
出囃子:神聖かまってちゃん『ロックンロールは鳴り止まないっ』
■ ロングコートダディ(吉本興業/2009年結成/初決勝/昨年準決勝進出)
【漫才の特徴】増田こうすけの漫画『ギャグマンガ日和』で意気投合したという、フィーリングの合ったふたりが織りなす「ほっこり漫才」

『キングオブコント2020』ファイナリストで、7月には参加ユニットの「関西コント保安協会」がテレビ番組になるなど、コント巧者のイメージが強いコンビだが、M-1でも直近2年は準決勝進出。
また、所属するマンゲキ主催の「グランドバトル」を漫才ネタで制し、漫才師としての技術も着々と上げていた今年、ついに決勝の舞台にやってきた。ゆるさが漂う彼らの独特な存在感に、心奪われる人が続出するはず。
出囃子:Paradise Lunch『Gun’s & Roses』
◇
『M−1グランプリ2021』放送は、12月19日・夕方6時34分からABCテレビほか全国ネットで生放送。この9組と、視聴者投票で敗者復活戦から勝ち上がった1組により、アツ過ぎる漫才バトルが繰り広げられます。見取り図やニューヨーク、金属バット、カベポスターなど、錚々たるメンバーが残りの一枠をかけて戦う敗者復活戦は、同日昼2時55分から。
敗者復活戦から決勝戦まで制覇すれば、30本近い漫才を堪能できる最高の1日。誰ひとり欠けることなく、健康に決戦の日を迎えられることを祈っています!
文/フジタミナミ
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