大阪・新今宮に星野リゾートホテル「駅のホームから街の変化実感」

2021.11.12 19:15

JR新今宮駅から望む工事中の「OMO7大阪」外観(11月11日・大阪市浪速区)

(写真6枚)

JR新今宮駅北側に来春オープン予定のホテル「OMO7大阪(おもせぶんおおさか)」(大阪市浪速区)。11月11日、その詳細を「星野リゾート」(代表:星野佳路)が大阪市内で発表し、「大阪のランドマークにしたい」と意気込んだ。

地上14階建ての同ホテルは、客室(全436室)のほかにカフェやレストラン、温浴棟を完備。イベントもおこなえるガーデン「みやぐりん」をホテル南部に配置し、「ほれてまうわ、なにわ」をコンセプトに大阪の魅力を発信するという。

関西国際空港から電車1本でアクセスでき、最寄り駅はJRをはじめ、南海電鉄や大阪メトロもある好立地。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」や「海遊館」、「大阪城」といった観光地へのアクセスも良く、通天閣のある繁華街・新世界も歩いてすぐだ。

とはいえ、地元からは「あんなところにリゾートホテル?」という声があがっているのも事実。閑散としていた新世界が近年は観光地として活気を取り戻してきたものの、エリア近辺には日雇い労働者の街「あいりん地区」(大阪市西成区)があり、依然治安の悪いイメージが強いためだ。

同社の星野代表は、「どの街にも同様のイメージの街はありますが、そういう都市の再開発には必ずホテルや観光が入ることによってそのエリアの発展に貢献してきた」と、ニューヨークやロンドン、パリを引き合いに説明。

「大阪は特にありえないという話はあったが、私は非常にチャンスのある場所だと思っている。電車に乗っている人に『新今宮が変わっていくんだ』と伝えるデザインを盛り込んでおり、駅のホームから『みやぐりん』の賑わいやホテルのライトアップを見て、街が変わっていると実感してもらえるのでは」と説明した。

「関西は都市観光の宝庫。旅のテンションを上げる仕掛けをたくさん用意しており、この大阪のランドマークとなるような施設にしていきたい」と意気込む同ホテルのオープンは、2022年4月22日。11月11日より予約が始まっている。

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