神戸に子連れOKのコワーキング施設、仕事を越えた利用とは

2021.11.9 07:15

子どもをキッズスペースで遊ばせながら作業をする自営業の女性

(写真7枚)

神戸市の男女共同参画センター「あすてっぷKOBE」が今秋、子育て女性にやさしい「あすてっぷコワーキング」(神戸市中央区)を開設。9月のオープンから1カ月ほど経過した同施設に、仕事スペースにとどまらない利用状況について話を訊いた。

コンセプトは、女性の「はたらく」をもっと自由に

フリーランスやリモートワークなど多様な働き方の受け皿として、ここ数年、各地に増えているコワーキングスペース(以下「コワーキング」)。神戸市内にはすでに20カ所以上あるが、ここは「利用料が無料」「子ども連れ利用OK」であることがポイントだ。

特に毎木曜の「作業集中デー」は、保育士が別室で子どもを預かってくれ、仕事や作業に集中しやすい環境に。またキャリアやコミュニティの専門スタッフがいるので、ちょっとした相談や利用者らの交流も期待できる(1対1のキャリア相談は事前予約制で月2回まで)。

運営スタッフでキャリアコンサルタントの鴨谷香さん(左)と、神戸のさまざまなコミュニティに関わる岩田かなみさん
同施設の運営スタッフ。キャリアコンサルタントの鴨谷香さん(左)と、神戸のさまざまなコミュニティに関わる岩田かなみさん

相談に応じるのは、キャリアアドバイザーなど女性4人の運営スタッフ。自身も子育て中のキャリアコンサルタント・鴨谷香さんは、「今は、すでに仕事を持っていたりキャリアに興味があったり、とアクティブな方の利用が多いです。でも通りがかりに『ここは何ですか』と入ってこられる方もいて、もっとここを知ってもらい気軽に利用してもらいたい」と話す。

仕事にもつながる交流の場に

カラフルで温かみのある内装
カラフルで温かみのある内装。右には半個室の集中席も。また、ベビーカーの乗り入れもOK

取材に訪れた日も、3人の女性がコワーキングを利用していたが、1歳8カ月の子どもを連れた自営業の女性は、「コロナ禍で『子どもを連れて仕事なんてとんでもない』と言われてもおかしくないなか、こういう施設があるのはありがたい」と喜ぶ。

また「ここには運営スタッフの方と話したくて来ています」という女性や、「運営スタッフが利用者の仕事や状況を把握していて、互いに紹介するなど新しい場づくりをしようとしているところがいい」と話す研修講師の女性もおり、運営スタッフというソフト面も大きな魅力であることがわかる。

同施設を運営する男女共同参画センターの三和田智子所長は、「今は子育てに専念して仕事をしていなくても、これから働いてみたいと思っている方は大歓迎です。子どもを遊ばせながら情報収集や、スタッフと話すだけでもいいですよ」と気軽な利用を呼びかけた。

運営スタッフの鴨谷さんも、「『仕事を続けられるか不安だったけど、ここで色んな人と話して続けられそうだと思えた』という例も生まれるかもしれない。会社で働いていると外の人と接する機会が少ないので、企業も含めたコミュニティを作りたいですね」と語った。

同コワーキング内のキッズスペースでは子どもを遊ばせることもでき、ベビーカーの乗り入れもOK。利用者は神戸市内在住・在勤の女性が対象だが、同エリアの男性も子ども連れなら大歓迎とのこと。

神戸駅から徒歩5分。事前に登録・予約が必要(直前でもOK)だが、子育て中ではない女性も利用可。

取材・文・写真/合楽仁美

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