三宮から徒歩１５分、神戸の港町に誕生する新エリア「神戸ポートミュージアム」が１０月２９日にオープンを迎え、初日は家族連れやカップルで賑わいを見せた。

オープンに先立ちおこなわれた開業式では、神戸市長・久元喜造氏が出席。「神戸の魅力を凝縮した新名所の誕生となります。今後、アリーナや次世代の路面電車の建設も予定しており、さらなる進化を遂げる予定です。ここを起点として日本全国に、世界に神戸の魅力を発信していきたいと思っております。これから新たな神戸の歴史が始まります」と、新施設に込めた思いを語る。

同エリアには、水族館「ａｔｏａ」や神戸グルメが集まる巨大フードホール、フォトスタジオ「ＶＯＹＡＧＥ ＫＯＢＥ」など注目の施設が集結。なかでも水族館のオープンを心待ちにしていた人は多かったようで、事前予約でチケットを購入した人々が入場ゲートで列を成していた。

娘を連れてやってきたという３０代女性は、「今日はお休みを取って娘と来ました。展示内容がどれもおもしろくて、ちょっぴり驚かされたこともありましたが、娘も始終楽しそうです！」と話す。照明やアート空間にこだわった施設ということもあり、自前のカメラや動画撮影用のグッズを持って楽しむ人が多く見られた。

また、同水族館１階に併設されたフードホールでは、お昼どきに風通しの良い大きなテラス席で食事を楽しむ姿が印象的で、食事をする若い女子たちからは「こんな栄えてるなんてびっくりやわ」とパワーアップした神戸の街を喜ぶ声も聞こえた。

水族館「ａｔｏａ」の営業時間は朝１０時〜夜９時（最終入場夜８時）で、フードホールは昼１１時〜夜１１時半（ＬＯフード夜１０時半、ドリンク夜１１時）。