奈良・生駒ケーブルなど関西8スポット、土木遺産に認定

2021.9.28 15:00

「生駒山上遊園地」の飛行塔(奈良県生駒市)

(写真3枚)

工学的機能や社会的な役割などの観点から、歴史的土木建造物を顕彰する「土木遺産」。その令和3年度の遺産が9月28日に発表され、奈良「生駒ケーブル」や神戸「和田旋回橋」、京都「関西本線木津川橋りょう」など、関西から8スポットが選ばれた。

「土木遺産」は、公益社団法人土木学会(会長:谷口博昭)が土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に資することを目的に、2000年に認定制度を設立。推薦および一般公募により、年間20件ほどを選出している。

令和3年度に、関西エリアから「土木遺産」として認定されたのは、下記の8件(土木学会発表順)。

「生駒鋼索線と生駒山上遊園地飛行塔」(奈良県生駒市)

「津守下水処理場1系水処理施設」(大阪市西成区)

「谷瀬の吊り橋」(奈良県吉野郡十津川村)

「琵琶湖疏水」(滋賀県大津市、京都市山科区・左京区)

「関西本線木津川橋りょう」(京都府相楽郡笠置町)

「旧成相池堰堤」(兵庫県南あわじ市)

「和田旋回橋」(神戸市兵庫区)

「村田 鶴が湖北地方に残した隧道群」(滋賀県米原市~長浜市)

1929年の開業当初から稼働し、現存する日本最古の大型遊具である近鉄「生駒山上遊園地の飛行塔」は、数々の大型遊具を手がけた土井万蔵氏の代表作。私鉄の観光施策を証明する最古の施設で、先例のないなかで独自に開発されたことが大きな決め手となった。

人工運河「琵琶湖疏水」を遊覧する『びわ湖疏水船』

また、観光スポットとしても知られる「琵琶湖疏水」(第1、第2、分線ほか)は、京都の近代化に大きく貢献し、技術や意匠の質も高く、不動の歴史的価値を有するとして認定され、日本初かつ最古の鉄道用可動橋である「和田旋回橋」は、当初の架設地点に供用され続け、現在も地元住民により積極的に活用されている点が評価された。

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