なら国際映画祭の学生版開幕、河瀨監督「大人に感動を」

河瀨直美エグゼクティブディレクターは、「コロナ禍におけるひとつのイベントの成功例として最終日を迎えたいと思います。温かく見守っていただけたら」と意気込みを語った
『なら国際映画祭 for Youth 2021』が、世界遺産・東大寺の「総合文化センター金鐘ホール」(奈良県奈良市)で9月18日に開幕。20日までの3日間、ユース世代を応援するさまざまなプログラムが開催される。
『東京2020オリンピック公式記録映画』の監督を務めた奈良県出身の河瀨直美(かわせなおみ)監督がエグゼクティブディレクターを務める同映画祭。2010年のスタートから、2年1度の偶数年に開催されており、奇数年にはプレイベントが開催されてきた。
今年から「プレイベント」は、芸術の力で次世代を担う子どもたちの応援プロジェクト『なら国際映画祭 for Youth』として名称を変え、中学生、高校生のユース世代が映画を「創る」「審査する」「魅せる・届ける(配給宣伝)」の3つを柱に映画業界全般を体験するプログラムにより注力する。
河瀨直美監督は、「映画で何ができるか分からないけれど、やらないのではなく、どのようにすればできるのかを考えて本日を迎えました。こんな時代に生きていることを嘆くのではなく、今回参加してくれたユースの皆さんはポジティブな力に変えてくれました。自分の心を大事に、相手の立場になって一緒に何かをつくっていく。その姿は私たち大人にも感動を与えてくれました」と語った。
「ユースシネマインターン」で予告編集とポスター担当をした瀬戸紫英(せとしおん)さん(18歳)は、「今は離れていてもしっかりコミュニケーションとれる時代。オンラインなどの手法で、インターンシップを実施してくれた『なら国際映画祭』はとても特別な映画祭だと思います。今後もこういう機会が増えて欲しい」と話す。
18日の19時~初の春日大社でおこなわれるレッドカーペットや琉球舞踊の奉納演舞、20日のクロージングセレモニーなどの様子は、公式YouTubeにてライブ配信。会期中は、「ユース映画制作ワークショップ」として奈良で制作された3作品、「ユース映画審査員」として最優秀賞の「クリスタル SHIKA賞」の選考発表などのプログラムを実施。詳細は公式サイトにて。
取材・文・写真/いずみゆか
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