虫眼鏡がいるレベル…細かすぎる「京都市中京区パズル」秘話

2021.9.5 07:15

ツイートから生まれた「京都市中京区パズル」 写真提供:古社工芸

(写真3枚)

「826(パズル)」の語呂合わせで「オリジナルジグソーパズル」の日だった8月26日、地図に関するサービスを運営する「ゼンリン」(本社:福岡県北九州市)の公式アカウントが、「京都市の地図でジグソーパズル作ったら絶対やばいのできる自信ある」とツイッターに投稿。

添付されていた京都市内の地図はびっしりと細かく区分されており、なるほど、確かにこれはパズル化されたら難易度が高そう・・・。そんなことを思っていたら、なんとたった5日後、「京都市中京区パズル」が完成したとのツイートが。

最小ピースに記載されている文字が1.3ミリという『虫眼鏡必須』なパズルのクオリティに、SNSには「クレイジーすぎる(笑)」「ピースの細かさがすごい!」と絶賛する声が上がった。このスピード感とクオリティの高さ・・・制作したのは一体何者!? 話を訊きました。

◇ トップクラスの難易度!「京都市中京区」パズル

今回パズルを制作したのは、国内唯一の地図パズル屋「古社工芸」の小栗信太郎さん。発端となったツイートを目にし、「地図パズル作家は私ひとり。ほかには作れる人がいないし、やるしかない」という思いから制作に取り掛かったという。

京都は町ごとの区切り方が細いうえ形状が似ているため、形で判断するのはかなり難しいとか。これまで500枚を手掛けた小栗さんだが、「なかでもこの中京区パズルはトップクラスの難易度だった」と振りかえる。

まずは境界線の作画からスタート。「蛸薬師町(たこやくしちょう)」「毘沙門町(びしゃもんちょう)」といった京都ならではの難読地名も書き込むなど、根気が入りそうな作業をすべて1人でこなした。区分けの細かさから、今回は普段のパズルよりも大きいA2サイズで作成したそうだ。

1ピースの細かさに目を見張る 写真提供:古社工芸

完成品について「ゼンリン」のSNS担当者に話を訊くと、「まさか本当に作成される方がいると思ってツイートしたわけではありませんでした」と心底驚いたという。さらに、実際に小栗さんから実物の中京区パズルが贈られたそうで、「本当に『やばい』パズルになりましたね。クオリティはもちろん、これを5日間で仕上げる職人っぷりに感動しました」とコメント。

気になる京都市パズルの次回作について、小栗さんは「来年は伏見区、再来年は下京区で作っていく予定」と話す。ちなみに今回の「中京区パズル」はハンドメイドのサイトに5枚限定で出品されるとすぐに完売。再販などの予定については「古社工芸」公式ツイッターにて。

取材・文/つちだ四郎

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