大阪の宣言要請は様子見、病床50%の利用を判断基準に

2021.7.29 06:15

定例会見でのフリップより「7日間ごとの新規陽性者数」(7月28日・大阪府庁)

(写真5枚)

新型コロナの新規陽性者数が、7月27日に前日から約2倍へ増加した大阪府。28日の定例会見で、吉村洋文知事から今後の見通しが説明された。

新規陽性者が増加するなか、緊急事態宣言を国に要請する判断について、「府の判断基準は重症病床587床の内50%、もしくは軽症中等症病床2510床の内50%になったとき」と吉村知事。

「国からの指定があればそれに従って、宣言下での感染対策をしたい」と現段階では様子を見る判断となった。

また、「(基準に達するのは)8月上旬と考えている。宣言となれば、酒類の提供禁止など関係事業者に負担と犠牲をお願いすることになる。入院してそのまま退院するなど、病床がぐるぐる回る状況になれば、経済を止めることはない」と話している。

取材・文・写真/岡田由佳子

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