ワクチン不足に「国産が製造できてないのは問題」と大阪市長

2021.7.13 06:45

大阪市北区にある「大阪市役所」

(写真5枚)

大阪市は7月12日の定例会見で、新型コロナウイルスワクチンの供給量削減について説明。松井一郎市長は、「ワクチンが入ってくる量と時期に、接種体制を合わせるしかできない」と話した。

今回明らかになったファイザー社製のワクチン供給量は、直近7月5日から11日までの第8クールが38万1300回分に対し、第9クール(7月19日〜25日)は18万2520回と半減。第10クール(7月26日〜8月1日)も18万4860回分となっている。

これを受けて松井市長は、「大阪市では週30万回の接種体制を整えているので何とかワクチンの量を、と菅総理に申し上げた」と直談判したことを報告。

しかし、「ヨーロッパの工場で作ったものは、出すのにEU議会の承認までいる。自国ヨーロッパ優先でなかなか大量に輸出の枠を広げてもらえないのが現実。ほかのワクチンを前倒しで輸入できないかとかけあったが、なかなか難しいらしい」と明かした。

一方、オール大阪で開発を進める国産ワクチンについては、「輸入に頼る現状は安全保障の観点からも改善しなければ。大阪の(創薬ベンチャー)アンジェスなども急いでやってきたが、厚生省の承認までのハードルが高く、今はまだ第2フェーズ」と近況を説明。

「世界中がワクチン争奪戦になっており、国内で製造できていないことは大きな問題」と、現実とのギャップに焦りの色が見えた。

取材・文・写真/岡田由佳子

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