赤井英和、伝説の真相について告白「紛れもなく事実」

映画『どついたるねん』『王手』『119』『ありがとう』など数々の映画で主演してきた赤井英和
「諦めたらあかんのです、そんなメッセージを」
──赤井さんの息子・英五郎さんも今年、プロボクサーに転向されました。ただ、赤井さんはかつて命の危険に陥りましたし、そんなプロボクシングの世界に英五郎さんが挑まれることに抵抗はありませんでしたか。
赤井の息子ということで、彼は小さい頃から「ボクシングをやるのか」と言われ続けてきたはず。「ボクシングは絶対にやらない」と言っていたから、私もてっきりそのつもりだと思っていました。
で、彼は小学6年からアメリカで生活をしているのですが、ハタチになったとき「ボクシングをしたい」とアメリカの私の恩師を訪ねたそうなんです。ただ「父はこのことを知りません」と言ったらしく、「ちゃんとお父さんに許可をもらってきなさい」と。連絡があってびっくりしましたね。
──ご自身が果たせなかった世界王者の夢を託したい気持ちはありますか。
「パパを超える」という強い気持ちで頑張っているのはうれしいです。彼にはすごく期待しています。真面目な男ですし、コツコツと朝から走り込んでジムに通い、やるべきことをちゃんとやっていますから。
──劇中の勝太郎はかつて札付きのワルだったけどボクシングで改心した。そこは赤井さんの背景と重なります。ちなみに赤井さんには嘘か誠か分からないヤンチャ伝説がたくさんあります。たとえば「学生時代のライバルは前田日明さん(格闘家)だった」とか。これは前田さんご本人が先日、否定していらっしゃいましたが。
そうなんです。前田さんは大阪の北陽高校出身で、年齢も1歳上だったから噂が流れたんでしょうね。接点は全然ないんです。噂がひとり歩きしたかたち。後々に聞いた話では、前田さんは学生時代から真面目に空手に取り組んでいらっしゃり、スポーツマンだったそうなんです。

──噂話では、赤井さんと前田さんがバトルになりかけたとき、元阪神タイガースの岡田彰布さんが仲裁に入ったと言われていました。
ああ、それも聞いたことがあります(笑)。あれも岡田さんとは年齢が近いと言うだけ。当時、面識もなかったですから。なんでそんな話になったのか知らんのですけどね。
──そういえば、現在はYouTuberとしてもご活躍中の亀田史郎さんとやりあった噂もありますね。
亀田史郎さんは、暴れん坊だった三兄弟の末っ子でした。一番上のお兄さんが私の1歳下で、その彼が私が通っていた中学の隣の学校に転校してきたんですけど、「赤井に勝つ」と言っていたんです。私はそれを聞いて彼の学校へ行き、「亀田、出てこい」と長男さんを呼び出し、全校生徒が窓から見ているなかで戦いました。ですので、相手は違いますが、亀田家と過去があったのは、紛れもなく事実でございます。
──ハハハハ(笑)。
ただ亀田史郎さんは当時、小学生くらいだったので関係ないんです。史郎さんを殴ったりはしたことはありません。しかも彼は息子たちをチャンピオンへ育て上げ、今はジムもやっていらっしゃる。本当にすばらしいと思います。
──伝説が多い赤井さんだけに、『ねばぎば 新世界』も赤井さんの姿を重ねながら観てしまいますよね。
この映画のテーマはネバーギブアップ。私自身、ボクシングの試合に敗れて、急性硬膜外血腫、脳挫傷、深昏睡となり、親は「8、9割、命はあきらめてくれ」と告げられていました。そんななか目を覚ますことができて、こうやって今の仕事と出合い、現在にいたります。諦めたらあかんのです。そういうメッセージを受け取ってほしいですね。
『ねばぎば 新世界』
監督・脚本:上西雄大
出演:赤井英和、上西雄大ほか
配給:10ANTS/渋谷プロダクション
(C)YUDAI UENISHI
関西の映画館:なんばパークスシネマ、MOVIX堺、京都みなみ会館(以上、7月16日〜)、第七藝術劇場(7月17日〜)、元町映画館(8月7日〜)
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