赤井英和、伝説の真相について告白「紛れもなく事実」

2021.7.13 17:15

映画『どついたるねん』『王手』『119』『ありがとう』など数々の映画で主演してきた赤井英和

(写真8枚)

ボクサー時代「浪速のロッキー」の異名をとった赤井英和。1985年2月の世界前哨戦で敗れ、生命の危機に陥る大怪我を負いながらも奇跡的に目を覚まし、俳優として再起。以降は『どついたるねん』(1989年)ほか数々の映画、ドラマに出演している。そんな赤井にぴったりの主演映画が7月16日から公開される『ねばぎば 新世界』だ。

約1年以上のロングランヒットを記録する映画『ひとくず』の上西雄大監督がメガホンをとった同作は、元荒くれ者・村上勝太郎が、不屈の精神でトラブルに立ち向かう人情物語。今回は赤井に、映画の話はもちろんのこと、真偽不明の「赤井英和伝説」などについても話を訊いた。

取材・文/田辺ユウキ 写真/バンリ 撮影協力/高津宮

「主人公と自分は重なるかもしれません」

──今回演じられた勝太郎はかつて荒くれ者で元ボクサーの男。赤井さんの経歴と重なるところが多いです。

脚本を読んだとき、お腹のなかに役がストンと入りました。台詞も腹の底から出る感じだったんです。それくらいなじみが良かったですね。アクションシーンもテイク1でオッケーが続きましたし、自分としては気持ちの良い役でした。

──物語としては、まさに「浪花節」です。

見知らぬ子どもをインチキ宗教から守るために男気を出す話ですが、物語の舞台である西成、新世界は私の地元なので参加できたことが本当に幸せでした。

──赤井さんありきの企画だったんですよね。

そうなんです。約45年の付き合いがある串カツチェーン「だるま」の上山勝也会長が発起人となり、「赤井先輩で新世界を舞台にした映画を撮りたい」という話から始まって。そして上西雄大監督が1日半で脚本を書き上げてくださったんです。

主人公・村上勝太郎を演じる赤井英和。その彼を慕う弟分・神木雄司を上西雄大監督が演じる。(C)YUDAI UENISHI

──演じられた勝太郎は心意気で動くタイプ。このあたりの情の深さも赤井さんご本人に近いんじゃないかなと思います。

「気持ちで行動する」というのは上西監督が伝えたかったメッセージのひとつではないでしょうか。実際に私自身、そういう部分があります。私が名誉監督をつとめている母校・近畿大学のボクシング部はかつて名門でしたが、不祥事が続いてしまいました。今もう一度、立て直そうとしています。

その活動はお金でもなんでもなく、お世話になった先生方、先輩方への恩返しなんです。自分はボクシングを通して多くの仲間ができたし、今でもそれは財産。そういう経験を若者たちにもしてほしいので。

──映画のなかの勝太郎はまさに、ボクシングを経験して筋の通った男になりますよね。

縄跳び、シャドーボクシング、サンドバッグ打ちなど、ひとりでやることが多いスポーツですけど、でもそうじゃない。仲間が支えてくれるんです。勝太郎もボクシングをやっていたから仲間に恵まれた。だから強くなれた。そこは自分と重なるかもしれません。

『ねばぎば 新世界』

監督・脚本:上西雄大
出演:赤井英和、上西雄大ほか
配給:10ANTS/渋谷プロダクション
(C)YUDAI UENISHI

関西の映画館:なんばパークスシネマ、MOVIX堺、京都みなみ会館(以上、7月16日〜)、第七藝術劇場(7月17日〜)、元町映画館(8月7日〜)

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