「ウルトラマン」シリーズの円谷プロ、特別展が神戸で

2021.7.16 06:45

アニメ『ULTRAMAN』ブースは、設定資料も展示

(写真10枚)

数々のテレビ番組や映画を製作し続けている「円谷プロダクション」(本社:東京都渋谷区)。同プロダクションの筆頭株『ウルトラマン』は今年で誕生55周年を迎え、記念すべき年に開催されるのが『TSUBURAYA EXHIBITION 2021 神戸』だ。「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で、7月13日よりおこなわれている。

11のブースで構成される本展。なかでも『ウルトラマンシリーズ』と『平成ウルトラマンシリーズ』、『ニュージェネレーションウルトラマン』ブースでは、全身雛型や怪獣のデザイン画などが展示され、作品の核となる部分に触れることができる。平成ウルトラシリーズのウルトラマンや怪獣のデザインを数多く手がけた丸山浩氏による、本展描き下ろしデザインも。

親子連れにおすすめなのが「かいじゅうたちがひそむ世界に迷い込んでしまったら」というコンセプトの『かいじゅうのすみか』。「ピグモン」や「ムクムク」など、円谷作品に登場する怪獣たちに出会えるアトラクションのようなブースだ。ブース内には「足跡」があり、その足跡を踏むと・・・?という体感型の展示も。何が起こるかは、実際に訪れて確認してみてほしい。

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』や『ウルトラセブン』内のエピソードである「ウルトラ警備隊西へ」に関する展示コーナーは、神戸会場ならではの見どころ。神戸大学や六甲山牧場などがロケ地になっており、作中のワンシーンを切り取ったパネルを通して1968年放送当時の神戸を知ることができる。

他にも、2018年に放送され話題となったアニメ『SSSS.GRIDMAN』の展示コーナーや、3面スクリーンで映像を堪能できる『ウルトラギャラクシーファイトシリーズ』コーナーなど、見どころはたくさん。特撮だけでなく、アニメやコミック、絵本などの派生作品も網羅しており円谷プロのファンなら余すことなく楽しめる構成となっている。期間は8月29日まで、一般1800円ほか。

取材・文・写真/つちだ四郎

『ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION 2021 神戸』

日時:7月13日(火)~8月29日(日)※月休(祝日の場合は翌火曜日が閉館)
時間:10:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 ギャラリー棟3階)
料金:大人(高校生以上)1800円、子ども(3歳以上〜中学生以下)1000円
電話:078-261-2327

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