ゆりやん、ルーツは演じること「次はアカデミー賞」

2021.6.27 21:15

「R-1グランプリ2021」で優勝を果たしたゆりやんレトリィバァ

(写真5枚)

『R―1グランプリ2021』で悲願の優勝を果たしたゆりやんレトリィバァ。最近では、流暢な英語や巧みなピアノ演奏を活かしたネタが話題だが、ゆりやんといえば、ハリウッド女優風のキャラクターやスパイ映画のキャラクターなどになりきったコントがいわば代名詞だ。独自の世界観でお笑い道を突き進む彼女に、そのルーツについて話しを聞いた。

取材・文/つちだ四郎 写真/Ayami


無限の表情バリエーション。天真爛漫に撮影に応じてくれた

「マイケル・J・フォックスから映画愛がはじまった」

──大学では映画を学ばれていたんですね。評論を執筆されていたとか?

文学部に「映像文化専修」という専攻があって、私が取っていたゼミでは映画評論を書くこともありました。「突き詰めて研究してやる!」的な熱意というよりは「次はこの作品について書かなきゃ」みたいな、課題に追われている感じでした。でも、映画は元々好きだったし、今から思えばもっとちゃんと取り組めばよかったかも!

──特に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズがお好きだとか。どういう要素に惹かれるのでしょうか。

実は主役のマイケル・J・フォックスから入ったんです。「カッコいい!」からスタートして、映画の世界も楽しそうだな、アメリカのライフスタイルっていいな、英語も話せたらな・・・と思うようになりました。

──マイケル・J・フォックスきっかけだったんですね。

これだけ愛を語っているんですが、今思えば「マイケル・J・フォックスを愛している自分」を愛していたのかもしれません。

──「恋に恋する」状態だったのでしょうか。

・・・なんか、すごい失礼ですね、マイケル・J・フォックスに(笑) 。もちろん、俳優さん自体も大好きです。

モニターで流れたCMに、突如「あれ私です!!」と大興奮しだすゆりやん・レトリィバァ。インタビューが一時中断する大笑いに

──特に洋画がお好きで、そこから英語の勉強もされたとか。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のフレーズでも勉強されたんですよね。

そうですね、「今の聞き取れたな」って言葉とか気になるフレーズがあったら繰り返してみます。お気に入りのセリフは「I need your help to get back to the year 1985(訳:僕を1985年の世界に返して)」です。

──すごい! とても言い慣れている感じがしました。

もうずっと言ってますね。15年くらい、ほぼ毎日このフレーズを繰り返してます。全く違うことを考えてても口に出せます(笑)。

撮影中、ビリー・アイリッシュになりきって歌を口ずさむゆりやん・レトリバァ
撮影中、ビリー・アイリッシュになりきって歌を口ずさむゆりやん・レトリィバァ

「授賞式コントを、本物の舞台でやってみたい」

──映画がお好きなゆりやんさんですが、吉本新喜劇をきっかけにお笑い芸人を志したと拝見しました。デビュー以降、新喜劇出演の夢は叶いましたか?

新喜劇のメンバーではないので本公演に出演したことは無いのですが、特別公演という形で何度か。よしもと漫才劇場の若手芸人と新喜劇の座員がコラボする「吉本極新喜劇」に出させてもらいました。

──座員の島田珠代さんに憧れてお笑いの世界に入ったとか。

お仕事で一緒になってご挨拶させてもらうことがあり、お会いするたび信じられない気持ちになりますね。「わたし、ずっと憧れていた人と仕事させてもらってるんだ・・・」って、我に返るんです。

──新喜劇を観るように、芸人としてネタに活かす目線で映画を観られたりしますか?

ネタを探そうと思って観ることは無いんですが、「これ、やりたいな」とか「この役になってみたいな」と思うことはよくあります。

──お笑い芸人になったきっかけも新喜劇ですが、演じることが本当にお好きなんですね。

子どものころから、演じることやなりきることが好きでした。よくテレビ番組で「九死に一生シリーズ」みたいなのがありますよね。大変なことに巻き込まれたけど、ギリギリで助かったみたいな・・・。幼稚園くらいの頃にそのインタビューを受けている人になりきっていたのが、一番古い記憶ですね。

「二重のやつやってもらえませんか」のリクエストにも快く応えてくれた、渾身の顔芸
「二重のやつやってもらえませんか」のリクエストにも快く応えてくれた、渾身の顔芸

──6月27日には『Rー1グランプリ2021優勝者特番 ゆりやんと七人のツッコミ』が放送されます。そこでは出演だけでなく、自ら手掛けたVTRが放送されると聞きました。

そうなんです! ぜひ観てもらいたいです。

──かねてからの願いだった優勝を果たしましたが、次の目標はありますか?

とにかく思いついたことは全部やりたいと思ってます。「あれはできるかな?」じゃなくて、やりたいと思ったら挑戦していきたいなって! 最終的な目標でいうと、アカデミー賞を受賞したいです。

──アカデミー賞を! そういえば、授賞式風のコントもされていますよね。

はい。コントみたいなことを、本当の場所でやってみたいんです。アメリカの番組で大々的に報じられて・・・みたいな憧れもあるんですが、日本のワイドショーとかで「何してんねん!」ってツッコんでもらいたいなぁって。

◆ 『Rー1グランプリ2021優勝者特番 ゆりやんと七人のツッコミ』(カンテレ)は、6月27日・夜0時半から放送。

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