大阪・東大阪市で職域接種実施へ、中華そば店主「ありがたい」

2021.6.21 20:45

サンコーインダストリー東大阪物流センター7階の問診・接種会場

(写真1枚)

専門商社「サンコーインダストリー」(代表:奥山淑英)は、東大阪物流センター(大阪府東大阪市)に会場を設置し、複数事業者の合同による新型コロナワクチンの職域接種をおこなうと6月21日発表した。

政府は「職域接種」に関し、接種者1000人以上、医師・看護師などの医療従事者、接種会場などの確保を実施要件としている。従業員の少ない中小零細の事業者にとっては、人数や打ち手となる医療従事者の確保が難しいが、複数社の連携による「職域接種」を認めていることから一念発起。同社は、「集団免疫の獲得に、また、1日も早い接種で地域に貢献できないか」との思いから企画したという。

今回接種の対象となるのは、同社の従業員とその家族に加えて、仕入れ先の中小零細企業124社や物流センター近隣の飲食店約100店舗。1日400人程度を目指し、約2500人の接種を予定している(一般の受付はなし)。

参加予定の中華そば「九兵衛荒本本店」(東大阪市荒本北)店主の小野寺幹さんは、「ワクチンを打てば、お店に立つときにお客さまに不安を与えません。僕もお店のスタッフも、年齢的に接種の順番はかなり後だと思っていました。こんなに早く接種させてもらえるなんてとてもありがたいです」とコメント。東京では「経済同友会」が中小企業による合同接種を開始するなど、全国各地で今回のような取り組み事例が増えている。

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