大阪府が約2000億円の補正予算、大半は協力金

2021.5.20 06:15

第3号補正予算案の主な概要(5月19日・大阪府庁)

(写真6枚)

5月19日の定例会見で大阪府は、今年度の第5期補選予算に新型コロナウイルス感染症関連で約1956億円を計上すると公表。そのほとんどが時短要請に応じた飲食店や大規模施設などに対する協力金に使われる。

今回の補正予算に含まれる営業時間短縮協力金は、4月25日から5月31日までの37日間を対象としたもの。中小企業・個人事業主などは、売り上げに応じて段階的に1日4万円から10万円、大企業は売り上げ減少額の4割で上限1日20万円が支給される。

さらに酒類販売事業者への支援としても約5億円が計上。これは飲食店の休業や時短営業により売上に影響を受けた事業者に対し国が給付する「月次支援金」に、府が上乗せするもの。

そのほか大規模施設に対しても、規模に応じて協力金が支給。詳細は調整中だが6月1日には募集概要が公表され、6月中旬には募集が開始されるという。

また会見では、第4期の時短協力金と、飲食店などへの感染症対策備品(アクリル板などのパーテーションやCO2センサー)設置支援金の受付を5月20日に開始することも発表。どちらもコールセンターが設置されるとのこと。

取材・文・写真/岡田由佳子

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